対談シリーズ「日・アフリカ関係の過去30年:TICADの進化と今後の課題」

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イベント
  • DATE / TIME:
    2025年2月19日    18:30 - 19:30
    場所:
    東京

    国立南アフリカ大学池亀美枝子名誉教授との対談「日・アフリカ関係の過去30年:TICADの進化と今後の課題」を開催いたします。ぜひご参加ください。

    ・日時:2025年2月19日(水)18:30-19:30
    ・形式:対面のみ
    ・会場:国連大学本部 1F アネックススペース
    ・言語:英語
    ・参加費:無料
    ・締切:2025年2月18日(火)15:00

    数十年にわたり、日本はアフリカ大陸において重要な役割を担ってきました。主に貿易関係から始まったアフリカと日本の関係は、数十年にわたる協力の中で強化され、日本は雇用創出、海外直接投資、技術的専門知識を提供してきました。

    アフリカ開発会議(TICAD)は、日本や他の国際機関の支援により、アフリカの声を国際社会に届ける多国間フォーラムとして機能してきました。この特徴によって、TICADは他の二国間協力枠組みとは一線を画します。TICADは、1992年の第47回国連総会で「アフリカ開発のための新たなアジェンダ」が採択された際、日本がアフリカ開発に関する初の国際会議をアジア地域で開催する意向を表明したことをきっかけに始まりました。

    第1回TICADは1993年に日本政府、国連、GCA(Global Coalition for Africa)によって開催されました。この会議の成果文書である「アフリカ開発に関する東京宣言」では、TICADプロセスを持続可能な形で継続することが確認されました。以後、1998年のTICAD IIではUNDPが、2003年のTICAD IIIでは世界銀行が、2013年のTICAD Vではアフリカ連合委員会が共催者として加わりました。

    TICAD Vでは、TICADを3年ごとに日本とアフリカ諸国で交互に開催するという現在の慣行を確立しました。TICAD 9は、2025年8月20日~22日に横浜で開催されます。

    今回の対談では、池亀美枝子名誉教授がチリツィ・マルワラ国連大学学長とともに、TICADプロセスの変遷を通じた日本とアフリカの関係について議論します。過去30年間、日本とアフリカの関係はどのように発展してきたのでしょうか。パートナーシップを強化し、共通の優先課題に取り組む上で、今後どのような課題と機会が待ち受けているのでしょうか。そして、持続可能な開発と相互成長の達成に向けて、TICADはどのように前進し続けることができるのでしょうか。

    国連大学対談シリーズは、参加者との積極的な交流を目的としています。ご参加の皆さまは、対談中、また対談後のレセプションにて、講演者に直接質問することができます。レセプションでは、飲みものと軽食を用意しておりますので、意見交換や新たな人脈づくりの機会としてお役立てください。

    本イベントは国連大学50周年記念イベントの一環として行われます。詳しくは国連大学50周年特設サイト(英語)をご覧ください。

    また本イベントは外務省より『第9回アフリカ開発会議(TICAD9)パートナー事業』として承認を受けております。

    本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。

    また、ご参加の皆さまには、以下のイベント関連規約にご留意いただくようお願いいたします:

    参加登録

    入場は無料ですが、こちらから事前登録が必要です(2月12日(水)15:00締め切り)。

    また、ご入場の際には、本人確認ができる身分証明証の提示をお願いしておりますので、予めご準備をお願いいたます。

    対談者について

    Photo: Provided by Mieko Ikegame

    池亀美枝子教授は、日本人女性として初めて1980年に国連職員に採用されて以来、国連システムにおいて広範かつ卓越したキャリアを積んできました。

    33年間の在職中、国連事務局、国連開発計画(UNDP)、国連食糧農業機関(FAO)、および世界食糧計画(WFP)においてさまざまな役職を歴任。FAOではディレクターとして、アフリカの平和構築と社会経済開発を中心に、現地プロジェクトの資金動員を管理し、16億米ドル相当のプログラムを調整しました。また、TICADでは国連フォーカルポイントとして、日本政府、UNDP、世界銀行、アフリカ連合委員会と協力し、重要な役割を果たしました。池亀氏のリーダーシップは、TICADプロセスの多国間次元の強化に貢献しました。

    池亀美枝子教授の詳細な経歴に関しては、 英語版のイベント情報ページをご覧ください。