国連大学理事会の新理事6名が任命されました

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  • 2025年5月5日     東京

    国連大学は国連大学理事会に新たに6名の理事を任命しました。新理事は5月4日に正式に着任し、6年の任期(2025年―2031年)を開始します。

    今回の任命は、アントニオ・グテーレス国連事務総長とオドレー・アズレーUNESCO事務局長の共同により行われました。この人選は、学問における卓越性、グローバルな多様性の尊重、そして世界が直面する喫緊の課題への取り組みにおけるリーダーシップという、国連大学が一貫して掲げてきた価値観と使命を反映するものです。

    理事会の新たなメンバーは、2025年5月3日に任期が満了した6名の理事の後任として任命されました。国連大学は、任期を全うされた以下の6名の皆様に、これまでのご尽力、ご支援、そして貴重なご助言に感謝申し上げます。

    • デニサ・シデロバ博士(スロバキア)、ブラチスラバ経済大学国際貿易学科准教授兼アイデアパズル・リエゾン
    • コンフォート・エロ博士(英国)、国際危機グループ社長兼CEO
    • 方新博士(中国)、中国科学院大学公共政策・管理学院院長・教授
    • アダム・ハビブ教授(南アフリカ)、ロンドン大学東洋アフリカ研究所ディレクター
    • フンミ・オロニサキン教授(英国・ナイジェリア)、ロンドン大学キングス・カレッジ副総長兼副学長(国際交流担当)、安全保障・リーダーシップ・開発担当教授
    • ブレンダ・ヨー教授(シンガポール)、シンガポール国立大学社会科学ラッフルズ記念教授

    新理事の任期は2025年5月4日から6年間で、2028年5月までの任期の6名の継続メンバーに加わる形となります。国連大学理事会のメンバーは、多様な分野、地域、そして視点を代表し、国連の学術機関としての国連大学の使命を支えるとともに、その戦略的な方向性を導いています。

    新理事(2025-2031年)

    • ルイーズ・ルストレンジ・フォーセット教授(英国/アイルランド)、オックスフォード大学セント・キャサリンズ・カレッジ国際関係学教授。
    • フランシスコ・H.G.・フェレイラ教授(ブラジル)、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス不平等研究アマルティア・セン記念教授兼国際不平等研究所所長
    • ジェーン・キャサリン・ンギラ博士(ケニア)、アフリカ科学アカデミー エグゼクティブディレクター代理
    • シュヴァイ・ブスマン・ニョニ氏(ジンバブエ)、アフリカ・リーダーシップ・センター事務局長
    • ムー・ロンピン教授(中国)、中国科学院大学公共政策・管理学院院長・教授
    • ハウケ・ライナー・ヘーケレン教授・博士(ドイツ)、ハンブルク大学学長

    現理事(2028年5月まで)

    • ヤミニ・アイヤール氏(インド)、政策研究センター所長兼最高経営責任者
    • ヒラリー・ベクルズ教授(バルバドス)、西インド諸島大学副総長
    • モニカ・セラーノ教授(メキシコ)、メキシコ大学院大学国際関係学教授
    • キャサリン・キョブトゥンギ教授(ウガンダ)、アフリカ人口保健リサーチセンター事務局長
    • 佐藤地大使(日本)、JR東日本商事顧問
    • バネッサ・シェエラー博士(フランス)、パリ政治学院国際担当副学長

    国連大学理事会は任命された理事12名のほか、国連大学学長と3名の職権上の理事(国連事務総長、ユネスコ事務局長、国連訓練調査研究所(UNITAR)所長)の計16名のメンバーによって構成されます。国連大学理事会の主な職務は、国連大学の原則や方針を定め、同大学の運営を統治し、2年単位で事業プログラムと予算の審議・承認を行うことです。

    国連大学理事会の詳細や理事のプロフィールに関しましては、こちらのページ(英語)からご覧ください。