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国連大学、The Elders財団、および言論NPOは、2025年5月15日に「広島・長崎原爆投下から80年:今こそ問われる世界的連帯 〜 分断された世界で多国間協力を再生するには 〜」と題したシンポジウムを共催いたします。ぜひご参加ください。
・日時:2025年5月15日(木)17:00 – 18:30
・形式:対面のみ
・会場:国連大学本部 3Fウ・タント国際会議場
・言語:日本語と英語(同時通訳あり)
・参加費:無料
・締切:2024年5月14日(水)15:00
国連創設から80年。現在、国際システムは深刻な危機に直面しています。大国による法の支配の公然たる侵害など、数十年にわたり多国間協力を支えてきた国際制度は根本から揺らいでいます。国際条約や合意は無視され、ときには破棄される始末です。武力紛争の防止と解決を担う意思決定機関は、地政学的対立やリーダーシップの欠如により、その役割を果たせない状況が続いています。
同時に、世界は今、集団的な行動によってしか対処し得ない、一連の深刻な存亡の危機に直面しています。世界終末時計、いわゆる「ドゥームズデイ・クロック」は現在、午前0時まで残りわずか89秒を示しており、ルールに基づく国際秩序の侵食がこれらの脅威をいかに深刻化させ、持続可能な解決を一層困難にしているかを、強い警鐘をもって訴えています。
すべての人にとって平和で公正な未来を築くためには、指導者も市民も、多国間協力の重要性をあらためて認識することが不可欠です。本イベントでは、The Elders のメンバーが日本のリーダーたちとともに東京に集い、変化する国際秩序の中で、政府、国際機関、そしてNGOをはじめとする市民社会が果たすべき役割について、議論を深めます。
本シンポジウムでは、岸田文雄 前内閣総理大臣による基調講演の後、パネルディスカッションに移ります。イベント後、ネットワーキング・レセプションを開催いたします。
本イベントでは、次のような問いを深く掘り下げていきます。人類の未来のために、いま求められる連帯のかたちは何か。国際社会に広がる一国主義と分断の潮流をどうすれば変えられるのか。そのために、どのような行動が必要とされているのか。さらに、各国政府や国際機関にとどまらず、非政府セクターや市民社会は、どのような責任と役割を果たすべきなのか——。
本講演は英語と日本語で行われ、英日同時通訳をご利用いただけます。
ご参加の皆さまには、以下のイベント関連規約にご留意いただくようお願いいたします:
入場は無料ですが、こちらから事前登録が必要です(5月14日(水) 15:00 締め切り)。
16時45分ごろから大変混雑する事が予想されます。ご来場いただく場合は、お時間に余裕を持ってお越しください。
ご入場の際には、本人確認ができる身分証明証の提示をお願いしておりますので、予めご準備をお願いいたます。
本イベントは国連大学50周年事業の一環として開催されます。詳しくはこちらをご覧ください:https://unu.edu/unuat50