マカオにある国連大学在マカオ研究所(UNU Macau)のジェイミー・スチュワート上級研究員との対話イベント「女性、平和、サイバーセキュリティ:デジタル社会におけるジェンダー視点でのエンパワーメント」を主催します。本イベントは「BIG IDEAS:SDGsに関する対話シリーズ」のイベントとして、オンライン形式で開催するものです。
日時:2026年6月17日 (火) 18:00-19:00(日本時間)
形式:Zoom ウェビナー
言語:英語
参加費:無料
登録締切:2025年6月16日 (月)
ジェンダーに関わるさまざまな課題が、少女や女性が平等かつ安全にオンラインで活動することを妨げる要因となっています。例えば、女性は男性に比べ、インターネットにアクセスできない環境にいることが多かったり、テクノロジー分野で専門職に就く可能性が低かったり、暴力や過激なコンテンツにさらされやすかったりします。デジタル技術は、社会的・経済的な参画やイノベーション、平和構築、リーダーシップ、発言力、主体性を向上することで不平等を減らす可能性を秘めています。それゆえ、オンライン活動を妨げるジェンダーの課題はより一層、深刻なものととらえることができます。では、女性が安全かつ安心してオンライン空間に平等にアクセスできるようにするには、どうすればよいのでしょうか。
今回の対話では、白波瀬佐和子国連大学上級副学長がジェイミー・スチュワート上級研究員を迎え、UNUマカオとUN Womenアジア太平洋地域事務所が連携して実施している『アジア太平洋地域における女性の市民社会組織および女性人権擁護者を対象としたサイバーセキュリティとレジリエンス』に関する研究および能力強化プログラムについてについて掘り下げます。このプログラムでは、テクノロジーが人々の幸福、権利、能力を促進する一方で、それを損なう手段にもなり得ることに着目し、紛争予防における女性の声を中心に据え、平和のための変革の担い手として女性の力を高めることを目指しています。また、テクノロジーを介したジェンダーに基づく暴力とサイバー脅威の境界が曖昧であること、さらに、デジタル上の市民空間が女性とその支援者にとって拡大する一方で縮小もしているというパラドックスについても考察します。
参加は無料ですが、事前登録が必要です(6月16日(月)締め切り)。参加のご登録は、左上の登録ボタンからお願いいたします。
また、ご参加の皆さまには、以下のイベント関連規約にご留意いただくようお願いいたします:
本対話シリーズについて、X(旧Twitter)や Facebook やLinkedInでも発信しております。ぜひフォローをお願いします。
写真:本人提供
ジェイミー・スチュワート氏は国連大学在マカオ研究所(UNU Macau)で上級研究員及びチームリーダーを務めています。彼女の研究は、コンピューターと人間の相互作用に焦点を当て、デジタルトランスフォーメーション(DX)の文脈における社会正義、平和、開発に関連する幅広い問題について考察しています。
スチュワート氏の研究は、すべての人にとって安全で安心なオンライン空間の創出を支援することを目的としていますが、特に、マイノリティ(文化、宗教、性別、性的指向)や、暴力、低い社会経済的地位、避難民など、リスク要因が高い人々に焦点を当てています。
スチュワート氏の詳細な経歴に関しては、英語版のイベント情報ページをご覧ください。