インド連邦議会上院議員であり、インド最高裁判所上級弁護士のアビシェク・シンヴィ博士とO.P.ジンダル・グローバル大学創設副学長のC.ラジ・クマール教授との対談「民主主義、開発、正義から考えるインドと世界」をシンヴィ憲法・議会・法学研究センターとの共催で開催いたします。ぜひご参加ください。
・日時:2025年6月23日(月)18:30-19:30
・形式:対面のみ
・会場:国連大学本部 2F レセプションホール
・言語:英語
・参加費:無料
・締切:2025年6月22日(日)15:00
インドは直近の選挙で約10億人の有権者数を記録し、複雑かつダイナミックな民主主義国家の姿を体現しています。インドにおける開発の推進は、貧困削減や教育・機会へのアクセス拡大といった取り組みによって特徴づけられ、民主的なガバナンスと包摂的な成長との関係について重要な示唆を与えてくれます。世界的な課題が山積する中、民主主義の原則を支え、批判的思考を育み、包摂的な発展と人権を促進するような制度を支えることこそが今、求められています。
今回の対談では、チリツィ・マルワラ国連大学学長がアビシェク・シンヴィ博士とC.ラジ・クマール教授を迎え、インドがいかにして前向きな変革と社会的影響をもたらしているのかについて議論します。対談では、急速に進行する社会的・経済的変化の中で、民主的ガバナンスをどのように維持・発展させていくかという課題と可能性に迫ります。アジア諸国を含む世界各地の国々が、不平等の拡大、制度への信頼、市民参加の在り方といった問いに直面するなかで、民主主義体制はどのようにして応答性と持続可能性を保つべきなのでしょうか。さらに、大学は、情報に基づいた公共の議論を活性化させ、公平な発展を促進するうえで、どのような役割を果たし得るのでしょうか。そして、社会全体が民主主義の価値をすべての人にとって意味のある機会へと結びつけるためには、何が求められているのでしょうか。
国連大学対談シリーズは、参加者との積極的な交流を目的としています。ご参加の皆さまは、対談中、また対談後のレセプションにて、講演者に直接質問することができます。レセプションでは、飲みものと軽食を用意しておりますので、意見交換や新たな人脈づくりの機会としてお役立てください。
本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。
また、ご参加の皆さまには、以下のイベント関連規約にご留意いただくようお願いいたします:
入場は無料ですが、こちらから事前登録が必要です(6月22日(日)15:00締め切り)。
また、ご入場の際には、本人確認ができる身分証明証の提示をお願いしておりますので、予めご準備をお願いいたます。
写真:アビシェク・シンヴィ博士(左)とC.ラジ・クマール教授(右)
アビシェク・シンヴィ博士
シンヴィ博士は現在、4期目のインド連邦議会ラージヤ・サバー議員を務めており、インド国民会議派の全国首席報道官、そして34歳で史上最年少のインド最高裁判所上級弁護士に任命されました。また、37歳でインド最年少の補佐官(アディショナル・ソリシター・ジェネラル)にも就任しました。著名な法学者として、憲法法・企業法・仲裁法などを中心に多くの重要な最高裁判例に関わってきました。かつてはインド最高裁判所弁護士会の副会長を務めたほか、著述家・コラムニストとしても広く知られ、メディアでも活発に発言しています。
C.ラジ・クマール教授
クマール教授はローズ奨学金を受賞した学者であり、インドにおけるO.P.ジンダル・グローバル大学の創設副学長です。2009年、34歳で同大学の副学長に任命されました。人権と開発、比較憲法論、テロと国家安全保障、腐敗とガバナンス、災害管理法、法学教育・高等教育などの分野で活躍する著名な法学者です。著書は9冊、学術誌・法学レビューなどでの論文は200本を超え、オーストラリア、香港、インド、日本、シンガポール、英国、米国の国際的な出版社からも多数出版されています。
お二人の詳細な経歴に関しては、英語版のイベント情報ページをご覧ください。