国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の伊藤礼樹駐日代表をお招きし、「SDGsと強制移動: 最後の1パーセント」をテーマに話を伺います。本イベントは「BIG IDEAS:SDGsに関する対話シリーズ」のイベントとして、オンライン形式で開催します。
日時:2024年1月16日(火)18:00-19:00(日本時間)
場所:オンライン(Zoom ウェビナー)
言語:英語
参加費:無料
登録締切:2024年1月15日(月)
2023年半ばの時点で、迫害、紛争、暴力、人権侵害の結果として、世界中で1億1,000万人以上の人々が強制移動させられています。『持続可能な開発のための2030アジェンダ』の目的の中核は、周縁化された人々が持続可能な社会的・経済的開発プロセスに参加し、その恩恵を受けられるようにするための障害を特定し、克服することです。「誰一人取り残さない」というSDGsのコミットメントは、世界中で避難民となった人々に対する実行可能な解決策なしには達成できません。本対話では、平和と開発の課題としての避難民に焦点を当て、持続可能な開発目標を達成するために、難民、国内避難民、無国籍者を含める必要性を解明します。
本対話を主催する白波瀬佐和子国連大学上級副学長と共に伊藤礼樹駐日代表は、難民が自立し、コミュニティのかけがえのない一員となるための基盤を築くインクルージョン(包摂)を促進するために、UNHCRが国、ホスト・コミュニティ、市民社会、主要な国内サービス・プロバイダーとどのように関わっているかについてお話しします。
本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。
参加は無料ですが、事前登録が必要です (2024年1月15日(月)締め切り)。参加のご登録は、左上の登録ボタンからお願いいたします。
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Photo: © UNHCR
伊藤礼樹氏は2023年1月より国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)第14代駐日代表を務めており、日本政府、自治体、官民セクターとの関係を強化し、世界と日本における難民支援活動を推進しています。
国連でのキャリアのすべてを難民、強制避難民、無国籍者の支援に捧げてきた伊藤代表は、国連ボランティアとしてボスニア・ヘルツェゴビナの紛争地帯で活動した後、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)からジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)としてミャンマーに派遣され、バングラデシュからのロヒンギャ難民の送還に携わりました。UNHCRでは、ルワンダ、アルメニア、スーダン、レバノン、ソマリアなどでさまざまな現地業務や保護業務に携わったほか、東京を拠点とする世界食糧計画(WFP)のドナー関係にも貢献し、UNHCR副代表としてミャンマーに戻り、UNHCRジュネーブ本部のアジア太平洋局次長、UNHCRシリア代表、UNHCRレバノン代表を歴任しました。伊藤代表は、コロンビア大学で国際人権法の修士号(MIA)を取得しています。