シェン・シャオメン国連大学環境・人間の安全保障研究所(UNU-EHS)所長 兼 欧州事務所副学長を招き、「相互に関連する災害リスクと解決策:希望を育み、行動に繋げる」をテーマに話を聞きます。本イベントは「BIG IDEAS:SDGsに関する対話シリーズ」のイベントとして、オンライン形式で開催します。
日時:2022年10月18日(火)18:00-19:00(日本時間)
場所:オンライン(Zoom ウェビナー)
言語:英語
形式:30分プレゼン、30分質疑応答
参加費:無料
登録締切:2022年10月17日(月)
この1年間で、世界はまたしても壊滅的な災害をいくつも経験しました:記録的な猛暑、極度の干ばつ、ハリケーン、そして未曾有の洪水。気候変動の影響がますます強く感じられるようになるに連れ、災害リスク軽減の課題は膨らむ一方です。複数の災害リスクを同時に予防または軽減し得る共通のソリューション(解決策)を特定するためには、災害同士がどのように相互に関連しているかを理解することが重要です。
白波瀬佐和子国連大学上級副学長が主催する本対話で、シェン・シャオメン所長がUNU-EHSの活動を紹介し、先日、毎日新聞の「余録」でも取り上げられたUNU-EHSの旗艦報告書『相互に関連する災害リスク』を掘り下げます。気候危機に対するソリューションの創出にいかにサイエンスコミュニケーションが大切か、また、SDGsの達成に防災がいかに重要な役割を担うかについて、議論します。イベント後半30分では質疑応答に移り、ご参加の皆さまは、Zoom WebinarのQ&A機能を利用して講演者に質問することができます。時間の関係上、全ての質問にお答えできない場合もあることを予めご了承ください。
本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。
参加は無料ですが、事前登録が必要です (10月17日(月)締め切り)。参加のご登録は、左上の登録ボタンからお願いいたします。イベント当日に、ご登録された皆様にZoomのリンクをメールにてお送りします。
プレゼンテーターについて
シェン・シャオメン氏は、国連大学欧州事務所副学長および国連大学環境・人間の安全保障研究所(UNU-EHS)所長を兼任しています(いずれも2020年に就任)。
シェン所長は2011年以来、当時のドイツ連邦教育・研究省国際局傘下にあるドイツ航空宇宙センターのプロジェクト管理機関(DLR-PT)で、活動に携わってきました。DLR-PTでは当初、上級技官として(2011-2012年)、アジア・オセアニアにおける多国間の科学技術開発を担当しました。
2013年からは、アジア・オセアニア協力局次長、東アジア・オセアニア協力局長を歴任したほか、欧州委員会の「EURAXESS Worldwide」イニシアチブの調整官として、科学者の活躍の場を広げることにも尽力しました。
DLR-PTに加わる以前、シェン氏はUNU-EHSで常勤研究員 兼 博士研究員(2004-2008年)として所属し、その後、アソシエイト・アカデミック・オフィサー(2008-2010年)として、社会的脆弱性、環境問題による移住、および水関連の災害リスクの文化的側面を専門に研究を行っていました。
申氏は、北京外国語大学で学士号、ボン大学で修士号、ボン大学・UNU-EHSで博士号をそれぞれ取得し、洪水リスクに関する認識と、異なる文化的文脈におけるコミュニケーションを専門に研究。最近では、ドイツ連邦政府が設置した研究・イノベーション専門家委員会の委託を受け、ドイツと中国のイノベーション・システムに関する比較研究論文の共著者にもなっています。
中国籍で、ドイツ語と英語が堪能です。