2013年2月11日 東京
国連大学は3年連続で、世界有力シンクタンク評価報告書において、世界で最もすぐれた「政府系シンクタンク」のひとつに選ばれました。
このランキングは、2013年1月28日にペンシルバニア大学の「シンクタンクと市民団体プログラム」が発表した「2012年世界有力シンクタンク評価報告書」によるもので、国連大学は「最もすぐれた政府系シンクタンク」5位に選ばれました。
国連大学のランキングは2010年の7位、2011年の6位に続いて、また1つ順位を上げたことになります。
2012年の評価報告書では、フィンランドの国連大学世界開発経済研究所(UNU-WIDER)も「世界有力国際開発シンクタンク」6位に選ばれています。2011年の同カテゴリーでも同じ評価を受けています(2010年の7位から1つ順位を上げました)。
2012年世界有力シンクタンク評価報告書では、182カ国約6,600のシンクタンクに対して調査が行なわれました。1,950人以上の学者、政策立案者、ジャーナリストなどのチームが推薦されたシンクタンクを査読付き学術雑誌への論文掲載、学界・政策立案者・メディアの間での評価などの18項目の基準に沿って評価しました。
国連大学のコンラッド・オスターヴァルダー学長は、この3年における着実なランク上昇は「喫緊の地球規模課題に対する国連大学の研究および政策分析の質と量の成果である」と述べています。「このランキングは国連大学の2012年の活動を反映しているだけでなく、国連大学の研究者およびスタッフによる長年の勤勉と献身的な努力のたまものです。」
UNU-WIDERのフィン・タープ所長は、UNU-WIDERがランクインしたのは「広範な世界規模の研究ネットワークに参加したすべての人たち、とくに開発途上国からの参加者のおかげである」と強調。私たちは、国際開発コミュニティにおける彼らのパートナーとともに、途上国の政策立案者のニーズに対応するため、可能な限り最高の研究に取り組み、尽力してまいります。」
UNU-WIDERのウェブサイトのニュース(英語)もご覧ください。
2012年世界有力シンクタンク (表32)
2012年世界有力国際開発シンクタンク、トップ80 (表14)