2020年12月11日
国連大学のデイビッド・マローン学長は、11月19日に京都芸術大学で開催された「国際連合創設75周年記念事業 芸術文化学術フォーラム2020 in 京都」で基調講演を行いました。
「国連が創設された1945年当初は、植民地化されていた国々の経済開発については全く注目されていなかった」と指摘し、アフリカやアジアの多くの国が独立し、国連総会の場でそれぞれ一票ずつ投票権が与えられたことによって国連の方向性が大きく変わったと説明しました。
マローン学長は、この方向転換が2015年に採択された持続可能な開発目標(SDGs)につながり、先進国も開発途上国も問わず、すべての国がSDGsの達成に取り組むことが求められていると語りました。
「国連の今後の課題は、いかに世界との関連性を保ち続けるかという点です。そのために変化し続け、未来を形作るような組織になる必要があります」