本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。
国連大学は2017年1月11日に、オックスフォード大学で現代中国史・政治学の教授を務めるとともに、同大学ドイツ銀行中国研究所の所長も務めているラナ・ミッター氏との対談「China’s War with Japan(中国の対日戦争)」を開催いたします。
国連大学対談シリーズ「中国の対日戦争」
日時:2017年1月11日(水) 18:30-19:30
場所:国連大学本部 2階レセプションホール
言語:英語
参加費:無料
申込締切:2017年1月10日(火)
日本と中国の緊迫した不安定な関係の根幹は、20世紀前半に勃発した数百万人の兵士と市民が犠牲となった二国間の悲惨な戦争にあると、多くの人がみています。それでは、70年前に起きた出来事が、なぜ現在まで重要であり続けているのでしょうか。
日本が戦争の問題を打開しようとする一方、中国は戦中の記憶を呼び起こすことに、かつてないほど力を入れており、地域的、地政学的な狙いを具体化するために過去の出来事を利用しています。中国は様々な方法により、第二次世界大戦中の出来事は単なる歴史ではなく、現在の政治に関わることであることを明確に示してきました。
今回の対談では、ミッター教授がデイビッド・マローン国連大学学長とともに、歴史がどのように日中関係を形作ってきたか、それが今日の二国間交流にどのような影響を及ぼし続けているのかについて探ります。
国連大学対談シリーズは、ご参加の皆さまとの交流の促進を目的としています。すべての参加者は、対談中、また対談後のレセプションにおいて、講演者に直接質問することができます。また、対談後に提供される飲みものとビュッフェ形式の軽食をとりながら、意見交換や新たな人脈作りの機会としてお役立てください。
入場は無料ですが、事前登録が必要です(1月10日(火)締め切り)。
参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。
ラナ・ミッター氏は、オックスフォード大学で現代中国史・政治学の教授を務めるとともに、同大学ドイツ銀行中国研究所の所長も務めています。2015年には、英国学士院特別会員に選出されました。
ミッター教授の研究対象には、20世紀初頭と現代における中国でのナショナリズム台頭や、中国の政治、社会、文化の発展に日中戦争が及ぼす影響などがあります。「A Bitter Revolution: China’s Struggle with the Modern World(苦い革命:中国の現代世界との奮闘)」(2004年)など数点の書籍を執筆しています。最新の著書『China’s War with Japan, 1937-45: The Struggle for Survival(中国の日本との戦争1937~45年:生き残りのための奮闘)」(2013年)は、2014年RUSI(英国王立防衛安全保障研究所)ウェストミンスター公爵戦争文学賞を受賞し、フィナンシャル・タイムズ紙の2013年ブック・オブ・ザ・イヤーに選ばれたほか、エコノミクス誌の2014年チョイス・アウトスタンディング・アカデミック・タイトルにも選ばれました。
英国で、ミッター教授はBBCラジオ3の芸術・思想プログラム「Free Thinking(フリー・シンキング)」にレギュラー出演しています。また現代中国の政治と社会についてレギュラー・コメンテーターを務めるほか、フィナンシャル・タイムズやニューヨーク・タイムズ国際版、ガーディアン、テレグラフ、財経(Caijing)、アウトルック(インド)などの新聞に評論やエッセーを寄稿しています。南華早報(South China Morning Post)にも定期的な寄稿を行っています。
〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5-53-70
国連大学 2階レセプションホール