国連大学対談シリーズ:米国不在のアジア?および日印パートナーシップに向けたその他の新出課題

イベント
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  • DATE / TIME:
    2016年5月20日    18:30 - 19:30

    本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。

    国連大学は、デリーのカーネギー・インディア所長、C・ラジャ・モハン博士と、笹川平和財団理事長の田中伸男氏との対談「Asia without America? And Other New Imperatives for the India-Japan Partnership(米国不在のアジア?および日印パートナーシップに向けたその他の新出課題)」を開催いたします。

    11月に大統領選挙を控える米国では、民主党、共和党ともに緊縮財政へのシフトが進み、アジアやその他の同盟国への軍事支援を無期限に続けることに反対する声や、軍事協定の金銭的条件についての再交渉を求める声が高まりつつあります。

    世界のパワーバランスが絶え間なく変化する中、日本とインドは、いかにして二国間協力を促進して地域や世界における影響力を高めるかを考える必要性にますます迫られています。その一方で、日印両政府はすでに、アジアの主要国である両国間の経済協力およびその他の協力を強化することを約束しています。

    笹川平和財団の協賛を受けて開催される今回の対談では、C・ラジャ・モハン博士と田中伸男氏がデイビッド・マローン国連大学学長とともに、日印関係の現状とその将来的な持続可能性を検証します。ディスカッションでは、近刊書『Poised for Partnership: Deepening India-Japan Relations in the Asian Century(パートナーシップの構築に向けて:アジアの世紀における日印関係の深化)』(オックスフォード大学出版局、2016年)へのモハン博士と田中氏の寄稿論文をもとに、経済学、エネルギー安全保障、グローバル・ガバナンス、国際平和と安全保障など、さまざまなテーマを扱います。

    国連大学対談シリーズは、ご参加の皆さまとの交流の促進を目的としています。すべての参加者は、対談中、また対談後のレセプションにおいて、講演者 に直接質問することができます。また、対談後に提供される飲みものとビュッフェ形式の軽食をとりながら、意見交換や新たな人脈作りの機会としてお役立てください。

    入場は無料ですが、事前登録が必要です(5月19日(木)締め切り)。

    参加のご登録は、左上のご登録ボタンからお願いいたします。

     

    対談者について

    C・ラジャ・モハン博士は、現在、デリーのカーネギー・インディアにおいて所長を務めています。また、インドの主要日刊紙『The Indian Express』の外交分野の寄稿編集者、シンガポール国立大学南アジア研究所の客員研究教授、およびシドニーのローウィ国際政策研究所のノンレジデント・フェローも務めています。過去にはインド国家安全保障諮問委員も務めました。

    それ以前には、デリーのオブザーバー・リサーチ・ファウンデーションで戦略研究プログラムの責任者を務めました。また、デリーのジャワハルラール・ネルー大学(JNU)とシンガポールのS・ラジャラトナム国際関係学院(RSIS)において南アジア研究の教授も務めました。モハン博士は、核物理学の修士号と国際関係学の博士号を取得しています。

    モハン博士の著作には、『Crossing the Rubicon: The Shaping of India’s New Foreign Policy(重大な決断:インド新外交政策の構築)』(2004年)、『Impossible Allies: Nuclear India, United States and the Global Order(不可能な同盟:核を持つインド、米国、そして世界秩序)』(2006年)、『Samudra Manthan: Sino-Indian Rivalry in the Indo-Pacific(乳海攪拌:インド太平洋における中印対立)』(2013年)、『Modi’s World: Expanding India’s Sphere of Influence(モディ首相の世界:インド勢力圏の拡大)』(2015年)などがあります。またモハン博士は、デイビッド・マローン学長およびスリ ナス・ラガヴァン氏とともに、『Oxford Handbook on Indian Foreign Policy(オックスフォード版インド外交政策ハンドブック)』(2015年)を共同編集しました。

    田中伸男氏は、現在、笹川平和財団の理事長を務めています(2015年4月より)。また、東京大学公共政策大学院の客員教授として、エネルギー安全保障の教鞭をとっています。さらに、日本エネルギー経済研究所とコロンビア大学グローバルエネルギー政策センターの特別顧問も務めています。

    田中氏は、2007年から2011年まで、国際エネルギー機関(IEA)事務局長として、活動と方向性の重要な転換期を迎えた同機関の監督にあたりました。田中事務局長のリーダーシップのもと、IEAは2011年6月にIEA史上3度目となる石油備蓄の共同放出を開始し、IEA緊急時対応の新領域と新時代を拓きました。田中氏は、「包括的エネルギー安全保障」の概念を開拓するとともに、気候変動、再生可能エネルギー、低炭素エネルギー経済への移行に関するIEAの取り組みを拡大しました。また、中国、インド、ロシアなど、IEAに加盟していないエネルギー大国との関係強化にも、個人として重要な役割を果たしました。

    田中氏は、1973年に当時の通商産業省に入省し、同省にて通商機構部長などの要職を歴任しました。通商機構部長の任期中には、世界貿易機関や二国間自由貿易協定において、多くの貿易交渉を指揮しました。また、1982年から1985年までは在アメリカ合衆国日本国大使館の一等書記官として、さらに1998年から2000年までは在ワシントンの同大使館通商公使として、米国との二国間貿易・経済に関するさまざまな問題に深く関与しました。

    国際問題に造詣の深い田中氏は、パリに拠点を置く経済協力開発機構の科学技術産業局次長および局長を務めました。

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    国連大学 2階レセプションホール