国際連合環境計画(UNEP)国際環境技術センター(IETC)でプログラムオフィサーを務めるフェリペ・ダル氏をお招きし、「廃棄物の時代を超えて」をテーマにお話を伺います。本イベントは「BIG IDEAS:SDGsに関する対話シリーズ」のイベントとして、オンライン形式で開催します。
日時:2025年6月10日 (火) 18:00-19:00(日本時間)
形式:Zoom ウェビナー
言語:英語
参加費:無料
登録締切:2025年6月9日 (月)
化石燃料の消費量は2024年に過去最高を記録し、世界のごみ排出量はこの10年で1人あたり1日0.74キログラムから1キログラムへと増加しました。これまでになく手頃なコストで利用可能な技術による実証済みの解決策が存在するにもかかわらず、なぜこうした状況が続いているのでしょうか。
本対話では、市場が看過しがちな隠れた社会的・環境的コストである「外部性」という切り口から、こうした喫緊の課題を検討します。地球が気候変動、生物多様性の喪失、汚染と廃棄物という3つの危機に直面している今、進歩を阻む制度的障壁を理解することは、これまで以上に重要になってきています。
本対話を主催する白波瀬佐和子国連大学上級副学長と共に、フェリペ・ダル氏は、なぜ世界的な取り組みがこうした有害な傾向を逆転させるに至っていないのかについて議論します。議論では、廃棄物管理に関する世界的な争いに光を当て、経済システムに循環性を組み込むことで、環境と経済の両方の成果をどのように変革させられるかについて掘り下げます。現在の動向には深刻な懸念がある一方で、イベントの締めくくりでは、国際協力を通じた変革の可能性についても議論します。世界はすでに技術も知識も危機感も持ち合わせています。それなら、私たちはなぜ動き出さないのでしょうか。
参加は無料ですが、事前登録が必要です(6月9日 (月) 締め切り)。参加のご登録は、左上の登録ボタンからお願いいたします。
また、ご参加の皆さまには、以下のイベント関連規約にご留意いただくようお願いいたします:
本対話シリーズについて、X(旧Twitter)や Facebook やLinkedInでも発信しております。ぜひフォローをお願いします。
フェリペ・ダル氏は国際連合環境計画(UNEP) 国際環境技術センター(IETC)でプログラムオフィサーを務めています。環境科学の学士号と環境経済管理の修士号を持ち、UNEP-IETCでは主にプラスチック廃棄物管理と廃棄物セクターのEPR政策を担当しています。