国連大学の新広報部長にユアン・クアン・チャン氏が就任

News
  • 2020年8月6日     東京

    国連大学では、8月1日付けで広報部長にユアン・クアン・チャン氏が就任しました。

    チャン氏は、東京に拠点を置く国連大学広報部を監督し、世界各地に広がる国連大学の各研究所の広報活動を調整・推進するとともに、国連大学ブランドの再構築とオンラインにおけるプレゼンスの強化にも取り組む予定です。

    国連大学のデイビッド・マローン学長は次のように述べています。「国連大学の一員としてユアン・クアン・チャン氏を迎えることができ、大変嬉しく思います。民間セクターおよび公的機関における豊富な広報業務の経験をもとに、私たちの国際的な広報活動をさらに活発化し、世界、特にグローバル・サウスの喫緊の課題解決に向けて国連大学の使命を果たすために一翼を担ってくれると期待しています」

    チャン氏は、20年以上の広報業務経験を有し、そのうち15年は国連組織で勤務しました。国連大学に着任する前は、国連人道問題調整事務所(OCHA)が立ち上げた人道支援従事者のための情報サイト「ReliefWeb」のバンコクにあるアジア太平洋事務所にて、2012年より所長兼エディターを務めました。

    また2005年から2012年は、国連開発計画(UNDP)本部でウェブ・スペシャリストとしてオンラインの編集業務に携わりながら、UNDPのグローバルなデジタル資産の管理も担当していました。それ以前は、ニューヨーク・タイムズ紙で編集プロデューサーを、CNNではアソシエイトプロデューサーを務めました。

    チャン氏はノースウェスタン大学(米国・イリノイ州)でジャーナリズムの修士号を取得、ウィリアム・アンド・メアリー大学(米国・バージニア州)では経営学部でマーケティングを専攻しました。

    「この度は、国連大学の一員として迎えていただき嬉しく思います。人道支援および開発に関する重要な研究を続ける国連大学で、このような機会をいただき感謝しております。また、国連大学本部と14の研究所のスタッフおよび理事会のメンバーと今後一緒に仕事をするのを楽しみにしています」