国連大学で上川外務大臣がユースと対面

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  • 2024年7月23日     東京

    2024年7月22日、日本の外務省と国連大学は「ユースとの対話:未来サミットに向けて」と題するイベントを共催しました。

    イベントでは、上川陽子外務大臣やチリツィ・マルワラ国連大学学長、そして大学院生やユース団体や若手社会人を代表する多様なユースが一堂に会しました。本対話はニューヨークで9月に開催される未来サミットに向けて開催されたものであり、「豊かさという概念の定義とその達成に必要な要素」、そして、「持続可能な開発目標などのグローバルな取り組みにユースが国家や国際的なレベルで参画するためには何が必要か」という2つのテーマに沿って議論が行われました。

    イベントの冒頭で、マルワラ学長はユースに対し、次のように語りかけました。「自分の声やアイデアに自信を持ってください。日本のユースや日本で学ぶ外国のユースは、世界の開発課題への重要な答えを持っています。ですが、もっと声を上げる必要があります。皆さんの参画が必要です。言語という障壁に足がすくむこともあるかもしれませんが、国際的な対話に参加する機会を逃してはなりません。」 

    続いて、上川大臣が次のように述べ、ユースの視点を求めました。「皆さんのような若い世代は、グローバルな課題の解決を自分事と捉えていますまた、皆さんがこれらのグローバルな取組にどのようにして参加したいのかについても伺いたいと思います。意思決定への意味ある参画とはどういうことなのでしょうか。国内及び国際的な場でそのために何が必要なのでしょうか。 

    対話では、ユースの参加者からの洞察に富んだ発言や意見表明があり、持続可能な成長の再考、総合的な健康や食料システムのあり方、世代間の対話やコミュニティ構築の必要性、多様な環境や文化において豊かさを達成するためにいかに平和が重要であるかなどについて活発な議論が行われました。

     ユースの参加者からは、「ある環境の知見他の環境に押し付けるのではなく、他の環境の知見を補うために使う必要がある、また個人な豊かさや物質的な豊かさに限られない、「個人(me)よりもコミュニティ(weを優先する」豊かさの文化にもを向けるべきである、などの意見が出ました 

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    本記事の原文(英語)はこちらからご覧ください。