国連大学高等研究所が大学院プログラムを発足

News
  • 2011年10月10日     横浜市

    国連大学高等研究所(UNU-IAS )は、 国連大学サステイナビリティと平和研究所 (UNU-ISP)の協力のもと、生物多様性に関する大学院課程プログラムを新たに発足しました。

    環境ガバナンスと生物多様性についての国際的な関心が高まるなか、地方、地域、およびグローバルなレベルにおける生物多様性の専門家(地方の開発と国際的開発の双方、および環境ガバナンス体制において、生物多様性が果たす役割とその重要性を理解している専門家)がますます必要となることは明らかです。

    今回横浜にある国連大学高等研究所(UNU-IAS)は、特に生物多様性の分野において政策志向の優れた研究を行っているというその長きにわたる定評を活かし、修士課程プログラム「環境ガバナンス生物多様性研究科」を創設しました。

    この修士課程プログラムは、 生物多様性条約事務局 (SCBD)との協力により実施されます。UNU-IASは、主に研究やプログラムに関する活動を通じて、SCBDとの間にこれまで緊密な協力関係を築いてきました。SCBDは、カリキュラムに関する助言、教材、および同事務局の専門家へのアクセスを提供することによって、この新しい大学院課程プログラムを支援します。

    10月10日、プログラムの発足を記念して、生物多様性条約事務局長のアフメッド・ジョグラフ博士が、UNU-IAS大学院課程一期生のための初回講義として基調講演を行いました。また創設記念式典に先立ち、UNU-IASとSCBDは、生物多様性条約の能力開発分野において互いに協力しあうことを正式に表明する覚書に調印しました。

    詳細はUNU-IASのウェブサイトをご覧ください。