アンソニー・ケイポン教授が国連大学グローバルヘルス研究所所長に就任

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  • 2013年8月1日     Kuala Lumpur

    クアラルンプール ─ 国連大学は、アンソニー・G・ケイポン教授が2013年8月1日、国連大学グローバルヘルス研究所 (UNU-IIGH) の所長に就任したことを発表いたします。

    2007年に設立されたUNU-IIGH は、クアラルンプールのホスピタル・ユニバーシティ・ケバングサーン・マレーシア・コンプレックスにあります。同研究所は、研究・教育活動を通じて、とくに開発途上国で暮らす人々のための保健サービスに関わる政策枠組みと管理行動の策定や強化に貢献するとともに、人間の健康に対する促進的・予防的アプローチの実施を支援しています。

    新しくUNU-IIGH 所長に就任したアンソニー・ケイポン教授は、公衆衛生医師であり、環境衛生と健康増進の権威です。オーストラリアとニュージーランドの二重国籍を持つケイポン教授は、公衆衛生に関する研究、教育、政策に関して20年以上に及ぶ上級指導者・管理者としての経験を持ち、多くの国々で、またさまざまな組織に対し助言を与えてきました。

    「UNU-IIGHが主に重点を置いているのは、開発途上国における健康への脅威への取り組みを強化し、イノベーションと情報の普及を促進させることです」と、国連大学学長のデイビッド・マローン博士は言います。「ケイポン博士は、優れた研究と教職の経験をもつ公衆衛生の医師であり、とくに環境衛生と健康増進の専門地知識を有しているので、所長という役職において、UNU-IIGHに新しい側面をもたらしてくれることでしょう。彼を国連大学の一員として迎えることを非常に喜ばしく思い、今後の活躍に大いに期待しています」

    国連大学に着任前、ケイポン博士はキャンベラ大学保健学部公衆衛生学科の公衆衛生学教授兼主任を務めていました。また、ニューサウスウェールズ大学構築環境学部の客員教授も兼任していました。2008年以降、ケイポン博士は、国際科学会議にて、変化する都市環境における健康や福祉についてのシステムアプローチを用いた世界の学際的科学プログラムの開発に従事しています。

    学術機関における職歴としては、オーストラリア国立大学、マッコーリー大学、ニューサウスウェールズ大学、シドニー大学、メンジーズ・スクール・オブ・ヘルス・リサーチなどがあげられます。ケイポン博士はオーストラリアの気候変動が人体の健康に及ぼす影響に関する研究ネットワークの初代議長です。また、慈善団体のオックスフォード・ヘルス・アライアンスや西シドニー地区保健局にも協力しました。

    さらに、名誉ある国立保健医療研究委員会(オーストラリア)と世界保健機関のフェローシップの資格を持ち、(王立南洋州内科医師会の)南洋州公衆衛生医学会と国際都市衛生学会では指導的役割を果たしてきました。

    ケイポン教授は、クイーンズランド大学(ブリスベン)の医学部を卒業(医学学士号、医学外科学学士号、博士号を取得)しています。パートナーで医科学者、編集者であるウェンディ・レイフ博士との間には、二人の息子がいます。

    「国連大学グローバルヘルス研究所(UNU-IIGH) は、提唱されている持続可能な開発目標を含め、2015年以降の開発アジェンダにおける健康の枠組み作りにおいて、独自の位置にあります」と、ケイポン教授は述べました。「私たちにとっての最優先課題のひとつに、他の国連機関や国連加盟国との緊密な連携をとることで、世界の非伝染性の疫病の流行への対応を強化することがあります」

    国連大学は1975年に設立され、世界の12カ国で活動している研究所およびプログラムとともに構成されるグローバルな研究・教育機関です。国連大学の包括的な目標は、現代の人々が文化的な生活を平和に、自由に、安全で、健康に送ることができ、また将来の世代も同様に脅かされることなく生きることができるようにする、持続可能な世界の開発への貢献です。

    国連システムの学術機関としての活動を行なうにあたり、国連大学はシンクタンクとしての諮問サービスに加え、研究、教育、能力育成にも重点をおいています。同大学はまた、世界を先導する大学や研究機関ならびに、その他の国連システム組織(機関、プログラム、委員会、基金および国際条約履行補佐の事務局)とも緊密な連携をとっています。