UNFCCC(国連気候変動枠組条約)適応部門のユセフ・ナセフ ディレクターとの対談「レジリエントな未来を作る:繁栄する地球のためのビジョン」を開催いたします。ぜひご参加ください。
・日時:2025年3月24日(月)18:30-19:30
・形式:対面のみ
・会場:国連大学本部 2F レセプションホール
・言語:英語
・参加費:無料
・締切:2025年3月21日(金)15:00
さまざまなグローバル課題が深刻化し、産業革命後の世界で通用していた考え方が時代遅れになる中、リスクと機会への従来のアプローチと、長期的な社会経済発展の計画は、再考の必要性に迫られています。
今回の対談では、ユセフ・ナセフ UNFCCディレクターがシェン・シャオメン国連大学欧州事務所副学長 兼 国連大学環境・人間の安全保障研究所(UNU-EHS)所長とともに、将来を見据えた戦略の必要性について議論します。将来を見据えた戦略とは、未来の状況を予測し、新たなテクノロジーや社会の変化を統合し、レジリエンス(強靱性)のための取り組みが長期にわたって変化に柔軟に対応し、包括的かつ効果的であり続けることを可能にする、そのような戦略を意味します。産業革命後の世界において、これまでのシステムの強靭化を図るにはどうすれば良いでしょうか。社会経済的発展と持続可能性への配慮は両立できるでしょうか。そして、将来への洞察力や将来を見据えた計画は、国内外の政策立案にいかに影響を与え得るでしょうか。
国連大学対談シリーズは、参加者との積極的な交流を目的としています。ご参加の皆さまは、対談中、また対談後のレセプションにて、講演者に直接質問することができます。レセプションでは、飲みものと軽食を用意しておりますので、意見交換や新たな人脈づくりの機会としてお役立てください。
本イベントは英語のみで行われ、日本語への通訳はございませんのでご了承ください。
また、ご参加の皆さまには、以下のイベント関連規約にご留意いただくようお願いいたします:
入場は無料ですが、こちらから事前登録が必要です(3月21日(金)15:00締め切り)。
また、ご入場の際には、本人確認ができる身分証明証の提示をお願いしておりますので、予めご準備をお願いいたます。
Photo: UNU / D. Powell
ユセフ・ナセフUNFCCCディレクターは、気候変動に関する国際連合枠組条約(UNFCCC)の設立以来、一連の適応計画を主導してきました。ナセフディレクターは、外交と国際環境政策で35年以上の経験を有し、エジプト外務省からの出向外交官としての顔も持ちます。
ナセフディレクターはその高いリーダーシップ能力から、UNFCCCにおいて適応計画に関する数多くのイニシアティブを主導してきました。その一例として、影響、脆弱性、適応に関する国際的な知識ハブであるナイロビ作業計画や、損失と被害に関するワルシャワ国際メカニズムの設立を通じた「国家適応計画(NAP: The National Adaptation Program)」や「適応行動計画(NAPA:National Adaptation Programmes of Action)」の支援などが挙げられます。最近では、2030年以降のレジリエンス(強靭性)を達成するために、先見性を備えた方法論を用いるレジリエンス・フロンティア(Resilience Frontiers)を立ち上げました。
ナセフディレクターの詳細な経歴に関しては、英語版のイベント情報ページをご覧ください。