持続可能な社会の構築に向けて:「包括的富指標」とは

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  • DATE / TIME:
    2013年1月7日    10:30 - 12:00
    場所:
    東京

    「真の豊かさとは何か」

    「その豊かさを図る指標は何だろうか」

    こうした課題に対する1つの提案として、2012年6月17日、国連持続可能な開発会議(リオ+20サミット)で、国連大学地球環境変化の人間・社会的側面に関する国際研究計画(UNU-IHDP)は、国連環境計画(UNEP)など複数のパートナーと共同で「Inclusive Wealth Report 2012(IWR: 包括的豊かさに関する報告書)」を発表しました。

    本報告書では、新たな経済指標である、Inclusive Wealth Index(IWI: 包括的富指標)が採用されています。この指標は、従来の国民総生産(GDP)や人間開発指数(HDI)などのように短期的な経済発展を基準とせず、持続可 能性に焦点を当て、長期的な人工資本(機械、インフラ等)、人的資本(教育やスキル)、自然資本(土地、森、石油、鉱物等)を含めた、国の資産全体を評価 し、数値化しています。

    さらに本報告書は、「経済成長の偏重は、将来の世代に深刻な被害をもたらし、資源を枯渇させる。IWIは、豊かさと成長の持続可能性を提示 できる指標である」と有用性を指摘しています。この新たな指標の提案は、持続可能な社会の構築という観点から、世界的に注目されています。

    本講演会では、IWRの科学顧問であるケンブリッジ大学経済学名誉教授パーサ・ダスグプタ氏、UNU-IHDP事務局長アナンサ・ドゥライアパ氏、京都大学教授植田和弘氏をお迎えして、包括的富指標の概念とその意義などについてお話いただきます。

    プログラム(案)

    10:30-10:40 開会の挨拶コンラッド・オスターヴァルダー 国連大学学長

    岡谷重雄氏 環境省総合環境政策局環境計画課 課長

    講演
    10:40-11:10 「サステイナビリティと国富の概念」パーサ・ダスグプタ氏:ケンブリッジ大学経済学名誉教授
    2012年包括的富に関する報告書の紹介
    11:10-11:30 「2012年包括的富に関する報告書:研究結果と政策への影響」アナンサ・ドゥライアパ氏:国連大学地球環境変化の人間・社会的側面に関する国際研究計画事務局長
    11:30-11:45 「包括的富指標の意義と課題」植田和弘氏:京都大学大学院経済学教授
    11:45-12:00 質疑応答
    12:00-13:00 ランチレセプション(無料)
  • 肥後八重戸, UNU-ISP (higo(@)unu.edu)