UNU ISO 14000認証

概要
  • ISO 14000とは、組織が日常業務において環境への影響を最小限に抑えるための国際基準です。ISO 14001は環境管理システム(EMS)の要求事項を定めており、ISO 14004は以下のように幅広い課題に対応するためのEMSの一般的なガイドラインとなっています。

    1. トップマネジメントが継続的な改善、コンプライアンス、汚染防止に関与する。
    2. 適切な目標設定とその達成を含め、環境面の方針を定めて実行する。
    3. 日々の業務手順のなかに環境面の配慮を織りこむ。
    4. 環境面の責務を従業員に指導する。
    5. 環境管理システムの監査を行う。

    4つのゴール

    環境サステイナビリティの理想と実践のために、国連大学は4つのゴールを決めて、環境面のパフォーマンス改善および汚染防止をたゆみなく進めようとしています。4つのゴールのうち2つは「環境保護」を、もう2つは「社会貢献」を主眼としたものです。国連大学は「Going for Green(環境への適合)」を環境方針として掲げています。

     

    1. 環境問題を考慮して業務慣行を改善(グリーン購入の推進、環境法令順守、廃棄物およびエネルギー消費量削減など)。
    2. 労働環境の質の向上(室内空気の質、水質、照明、健康と安全)。
    3. 研究プロジェクトと能力育成努力を通じてグローバルコミュニティに貢献。
    4. 各種活動やイベントを通じて地域のコミュニティに貢献。

    職員と学生はどう関わるか?

    認証プロセス(監査、情報管理、EMS関連文書作成)に関する手順は国連大学ISO 14001運営委員会の責任ですが、職員や学生は次のことを行なうことが望まれます。

    1. 国連大学ISO 14001運営委員会が行なうISO 14001トレーニングセッションの受講。
    2. 切迫した環境問題に関する、世界各国での意識向上を目的とした環境関連プロジェクトへの参加。
    3. 環境支援のための能力育成活動への参加。
    4. 資源のリサイクル、資源やエネルギーの節約手段の実行。

    再生紙の利用、ごみの削減、分別、使用していない電気製品の電源を切るなど、環境に配慮した行動の日々の実行。