コスタリカ共和国のラウラ・チンチージャ大統領を迎えてウ・タント記念講演が開催されます。
本講演は、国連大学が日本学術会議および米州開発銀行(IDB)アジア事務所と共同で開催いたします。
第19回ウ・タント記念講演におきまして、チンチージャ大統領は「平和と持続可能な開発:コスタリカの経験」をテーマに、主に、コスタリカの革新的な環境保護政策について語ります。さらに、非軍事化についての話し合いがこう着状態にある中、60年以上にわたって非軍事化を進めてきたコスタリカの実績が、どのように前進と達成へと導く希望の灯としての役割を果たしてきたのかについてお話しいただきます。
チンチージャ大統領は、その政治家としてのキャリアの中で、コスタリカ議会の国会議員として、さらに内務公安の副大臣および大臣として、またアリアス元大統領の第二期政権において副大統領を務めるなど、コスタリカの政治の中心的役割を果たしてきました。ラウラ・チンチージャ氏がコスタリカ初の女性大統領として選出されたことは、コスタリカと周辺地域の活気ある民主的発展の新たなステージの一端を担っているといえるでしょう。近年、国家の最高職責につく女性が増えていることは、政治的変化の表れかもしれません。チンチージャ大統領の政権は、コスタリカの伝統である堅実な行政と持続可能な活動の促進を維持してきました。それはコスタリカの国民が賢明な管理を続けてきた環境の分野でも、またはこの国の長く誇り高い民主的な伝統からもうかがえます。
19回目を迎える「ウ・タント記念講演」シリーズは、毎回世界各地から各界の有識者や指導者をお招きし、21世紀に世界が直面する課題への深い理解と創造的な解決策を生み出す場となることを目指します。
日・英・スペイン語の同時通訳もございます。
参加ご希望の方は、オンラインよりご登録ください。
国連大学本部
ウ・タント国際会議場