UNU-IASと横浜市が連携協定を締結

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  • 2011年4月26日     横浜市

    国連大学高等研究所(UNU-IAS)と横浜市は、とくに生物多様性関連の政策やプログラムについての連携を強化し、さらに幅広い協力を行うことを目的とした覚書に調印しました。調印式は2011年4月25日(月)午後、横浜市庁舎の市長応接室で行われ、UNU-IASのゴヴィンダン・パライル所長(兼国連大学副学長)と林文子横浜市長が覚書に調印しました。

    2010年10月に名古屋で生物多様性条約第10回締約国会議が開催されて以来、生物多様性と持続可能な開発への関心が大きく高まっています。UNU-IASは政策志向の研究に関する専門知識とこの分野の人材を有しており、今後横浜市と協力して、知識資源の蓄積と、生物多様性のための地域ガバナンスモデルの構築に取り組みます。

    また両者は研究活動、公共普及イベント、人の知的交流を通じた協力も計画しています。まずはUNU-IASが横浜市の生物多様性に関する年次報告書の作成を支援します。今後は、気候変動や都市エネルギー管理の研究なども協力して行っていく予定です。「UNU-IASは2004年から横浜を拠点に活動しており、これまでにも数多くの地元のプログラムや研究プロジェクトに携わってきました。今回の覚書は、UNU-IASと横浜市の正式な国際協力イニシアチブの基礎となるものです。」とパライル所長は述べました。