国連大学、新入生歓迎式典を開催

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  • 2012年9月24日     東京

    9月10日(月)、国連大学は国連大学短期集中講座(UNU-IC)の2012年秋期の開講を祝し、国連大学本部(渋谷区)で式典を開催しました。

    式典には32カ国から計57名の参加者が迎えられました。そのうち16名は国連大学サステイナビリティと平和研究所(UNU-ISP)の サステイナビリティ・開発・平和に関する学術修士課程プログラムの新入生、6名は国連大学高等研究所(UNU-IAS)の 環境ガバナンス生物多様性に関する学術修士課程プログラムの学生です。またこの日の式典では、UNU-ISP の新しい博士課程プログラム「サステイナビリティ学」の一期生3名も迎えられました。

    国連大学のコンラッド・オスターヴァルダー学長が開会の言葉を述べ、新入生を歓迎するとともに、国連大学大学院プログラムがどのようにして創設されたかについて説明しました。続いて学長は、それぞれの学生が祖国に帰国後に国連の主要関心領域において多大な貢献をすることができる、十分な教育を受けた専門家集団を育てるために国連大学が果たす役割について語りました。学長は、「今後10年以内に、各国連機関や国際機関、および各国連加盟国の政府機関に少なくとも1人は国連大学の卒業生が見られるようになるでしょう」と希望を共有しました。

    次に武内和彦およびゴヴィンダン・パライル両副学長が、それぞれの指揮する2つの国連大学研究所、UNU-ISP (東京)とUNU-IAS (横浜)を紹介しました。

    ガーナ共和国のウィリアム・G・M・ブランフル大使、外務省国際文化交流審議官の芝田政之氏、文部科学省国際課長の永山賀久氏より祝辞が述べられました。司会を務めたジョン・クラマー教授は、3名の特別講演者に心から感謝するとともに、国連大学がいかに日本国内の外交団体、ならびにこれら両省庁の協力と善意を頼りとしているかということを指摘しました。

    その後式典の焦点はアカデミック・プログラムへと移りました。アカデミック・プログラム・ディレクターのスリカーンタ・へーラト博士がUNU-ISP の学術修士課程・博士課程プログラムを、UNU-IAS のアシスタント・ディレクター、ジョゼ・プピン・デ・オリベイラ博士がUNU-IAS の学術修士課程プログラムを紹介しました。次にUNU-ISP の平和と安全保障部門の責任者、ヴェセリン・ポポフスキー博士がUNU-IC を紹介しました。

    閉会の辞では、講演者の方々、国立市の市長および国際フレンドシップ協会(今年もホームステイプログラムでご協力いただきます)、国連大学女性協会(学生全員のために鎌倉への日帰り旅行を手配してくださいます)、ならびに国連大学協力会(開講期間中の夜に国立劇場での歌舞伎鑑賞会を開催してくださいます)に感謝の言葉が述べられました。

    最後に集合写真が撮影され、その後ランチバイキングが催されました。