国連大学グローバルヘルス研究所(UNU-IIGH) の新所長を任命

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  • 2025年1月20日     クアラルンプール

    国連大学はマレーシアに所在する国連大学グローバルヘルス研究所(UNU-IIGH)の次期所長にレバティ・ファルケイ博士(Dr. Revati Phalkey)を任命しました。ファルケイ博士は2025年2月3日に新所長に就任予定です。

    チリツィ・マルワラ国連大学学長・国連事務次長は、「レバティ・ファルケイ博士をUNU-IIGHの新所長として国連大学ファミリーに迎えることができ、大変嬉しく思います。彼女は、現在のグローバルヘルス課題の原因である相互に関連した諸問題に対して深い知見を有し、エビデンスに基づく解決策の提供において国連大学の成功を拡大するために彼女の存在は不可欠です。ファルケイ博士は保健分野における広範な専門知識や、合意形成とパートナーシップ構築における豊富な経験を有し、UNU-IIGHの活動を、革新と影響力の新たな高みへと導いてくれることを確信しています」と述べました。

    また、UNU-IIGH国際諮問委員会のフラビア・バストレオ委員長は、 「ファルケイ博士は、大学、政府機関、非政府組織を横断する経験を持ち、女性と子どもの健康に関する世界保健機関(WHO)決議のアドボカシー活動などを通じて、健康の公平性と正義を強く支持してきた非常にダイナミックなリーダーです。UNU-IIGHにおける今後の戦略展開に当たり、ファルケイ博士と一緒に働けることを楽しみにしています」と述べました。

    UNU-IIGH(マレーシア、クアラルンプール)は2007年3月に活動を始めました。同研究所では、グローバルヘルスに関わる政策(保健制度と労働力、デジタルヘルス・ガバナンスと安全保障、気候変動による健康被害、公正な移行など)における権力とジェンダーの非対称性を問うことによって、公平で公正かつ効果的な政策と実践を推進するために活動しています。

    ファルケイ博士は、国連大学に加わる以前、セーブ・ザ・チルドレン・インターナショナルの保健・栄養担当グローバル・ディレクターを務めました。これまでに、英国保健安全保障局(UKHSA)の気候変動と保健(Climate Change and Health)業務の統括、WHOヨーロッパ事務所のHealth in Climate Working Groupの共同議長、クィーンズランド大学(オーストラリア)の熱帯地域健康プログラム講師を務めてきました。

    ファルケイ博士は、ハイデルベルク大学(ドイツ)で公衆衛生学博士号(保健情報システム)を、フンボルト大学(ドイツ)で国際保健学修士号(熱帯医学と疾病管理)を、ボーフム大学(ドイツ)で人道支援学修士号(平和と紛争解決)をそれぞれ取得しています。また現在、ハイデルベルク・インスティテュート・フォー・グローバル・ヘルス(HIGH)(ドイツ)およびノッティンガム大学(英国)のグローバルヘルス名誉准教授も務めています。

    ファルケイ博士の詳細な経歴は、UNU-IIGHのウェブサイトをご覧ください。

     

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    メディアの皆様へ

    UNU-IIGH次期所長の詳細情報やインタビュー等のご要望は、以下までお問い合わせください。

    国連大学広報部 広報部長 Kyra Bowman bowman@unu.edu

    国連大学広報部 中張有紀子 y.nakahari@unu.edu 03-5467-1275/080-7078-4193