企業と学生を結ぶSDGsセミナーを開催

News
  • 2020年12月18日

    国連大学は、大学生・大学院生向けのオンラインセミナー「企業が取り組むSDGs」を3回にわたり開催し、12月8日で最終回を迎えました。

    公益財団法人 大学コンソーシアム京都と共催した本セミナーでは、日本の企業がどのように持続可能な開発目標(SDGs)を経営戦略に組み込んでいるかについて紹介。開催にあたり、国連大学の沖大幹上級副学長は「環境と開発のトレードオフ(何かを達成するために何かを犠牲にする)ではなく、経済発展もしながら環境や社会正義も守られるという3つの側面を両立させることが大事です」と述べました。

    国連大学は2017年、持続可能な社会の実現を目指し、企業の長期的・持続的成長に寄与するため、国連大学の本部がある東京で約20社の日本企業とともに「SDG企業戦略フォーラム」を立ち上げました。

    10月より月に一回開催された本セミナーでは、SDG企業戦略フォーラム参加企業であるトヨタ自動車株式会社、UCCホールディングス株式会社、ライオン株式会社および日本たばこ産業株式会社の担当者から、SDGsに関する各社の取り組みについて発表していただき、ディスカッションを行いました。

    また、最終回には立命館大学の仲谷善雄学長、龍谷大学の白石克孝副学長も参加され、企業がSDGsに取り組むメリットや、社会の仕組みを変革する必要性、さらに新型コロナウイルス感染症が拡大する中での教育や仕事のあり方などについて幅広く議論が行われました。

    本セミナーに関するお問い合わせ

    SDG企業戦略フォーラム事務局
    sdgforum@unu.edu