世界所得格差データベース最新版を発表

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  • 2023年12月5日     ヘルシンキ

    国連大学世界開発経済研究所(UNU-WIDER)の世界所得格差データベース(WIID)には、先進国、途上国、ならびに移行国の所得格差に関するデータが収集・蓄積されています。

    最新のWIID(現在ダウンロード可)では、新たに24,000 を超えるデータ ポイントと4,000件超の見解が追加されたほか、これまでのデータに多数の訂正が加えられています。

    WIIDは、2000年に第1版が公表されて以来、格差研究に関心のある研究者などの間で極めて重要なリソースとなっており、WIIDにより、時代間や地域間での所得格差の比較作業が大幅に容易になっています。

    また同時に更新されたWIID Companionでは、国家間または長期にわたる不平等レベルを分析、記述、比較するために必要なデータの選択と調整がすでに処理されているため、より使いやすく厳選された不平等統計のセットとなっています。

    WIIDの最新版は引き続き、格差に関する情報に基づいたより良い研究と、格差の原因と影響に関する議論の活発化に貢献してまいります。