ビデオインタビュー:より安全な社会の構築が復興のカギ

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  • 2011年8月26日     東京

    より安全でより回復力のある社会を構築することが、3月11日の地震と津波からの日本の復興のカギとなると、国際交通安全学会(IATSS)のインタビューの中で、国連大学の武内和彦副学長は述べました。

    武内副学長は、世界中の交通安全を推進するための学際的・国際的な活動に専念する国際組織IATSSの主要メンバーです。インタビューの中で副学長は、「安全で防災態勢が整った社会の構築」に関する現在進行中のIATSS 特別プロジェクトにおける自身の役割について説明しました。

    3月の災害によってもたらされた「予想外の大被害」で、「土木工学の限界」が浮き彫りになったと武内教授は言います。「社会はこのような災害に柔軟に対処する能力を強化しなければならない…(そして)回復力のある社会をいかにして構築するかということを全員で考えなければならない」

    復興への道を歩むなかで、日本は数多くの複雑で長期的な課題に直面しています。武内副学長は、自然と調和した暮らし方についてもう一度考え直し、そして経験や学んだ教訓を共有するために国際社会とオープンな交流・コミュニケーションを持つことが必要だと指摘しました。