2023年12月28日 東京
2023年12月9日The Japan Newsに国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)マヘスティ・オキタサリ研究員の大気汚染と気候変動への取り組みに関する意見記事が掲載されました。
本記事では、特に開発途上国の都市で広がっている大気汚染について取り上げています。空気の質と気候変動が相互に関連しているように、政策においてもある課題への取り組みが別の課題へ正の影響を与えるシナジー(相乗)効果を醸成する可能性があることを論じています。
大気汚染対策は健康上の利益につながることから、政策立案者と健康に関する支援活動家がクリーンエネルギーへのアクセスに関する政策を推進することは、気候変動の目標の達成にもつながることも本記事は強調しています。
抜粋:
深刻な大気汚染にある都市を減らすことは、気候変動の影響を止め、人々の健康を守るための良い機会ともなり得ます。アラブ首長国連邦、ドバイで開催されている国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(UNFCCC COP28)での気候に関する対話においては、公的な支援の構築や国々の誓約事項、空気の質を改善するための国際基金および気候と健康のコベネフィット(一つの対策が複数の利益につながること)を推進する機会を逃してはなりません。COP28は気候と健康のネクサス(相互関連性)への政治的な注目を高め、気候変動と大気汚染の両方への取り組みを促進し、世界的な空気の質の危機を終わらせることのできる良い契機なのです。
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