34名のフェローが第35回UNU-GTP年次セッションを修了

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  • 2013年10月22日     Reykjavík

    2013年10月11日、国連大学地熱エネルギー利用技術研修プログラム(UNU-GTP)の第35回年次セッション閉会式を開催しました。史上最多の34名のフェローがレイキャビクで3カ月の特別コースを修了しました。

    さらに、ケニアで行なわれた6カ月のボアホール地質学研修コース後に5名がフェローシップを獲得しました。アイスランド国外でフェローシップが与えられたのは初めてのことです。

    UNU-GTP Fellow receiving certificate

    修了証を受け取った、ロナルド・ヴァーヴ。

    UNU-GDPは、地熱関連の仕事に従事する大卒者に対し、彼らが選択した専門分野における集中的な実地訓練を提供します。訓練生は、アイスランドで地熱の専門家と共に作業を行ないます。

    潜在的に大きな地熱資源を保持する途上国が地熱探査と開発のあらゆる側面をカバーする専門家グループを構築するのを支援するのが目的です。

    2013年のUNU-GTPフェローは、バングラデシュ、ブルンジ、中国、ジブチ、エルサルバドル、エチオピア、インド、ケニア、マラウィ、ニカラグア、パプアニューギニア、フィリピン、ルワンダ、スリランカ、そしてウガンダの15カ国から参加しました。

    39名のフェローは、以下の分野で訓練を受けました。ボアホール地質学(8名)、地熱利用(6名)、物理探査(5名)、油層工学(5名)、熱流体化学(4名)、掘削技術(5名)、地質学的調査(3名)そしてボアホール地球物理学(3名)。

    1979年以降、53カ国の554名の科学者やエンジニア(108名の女性を含む)がUNU-GTP年次6カ月コースを修了しました。UNU-GTPフェローは、アジア(39%)、アフリカ(34%)、中央ヨーロッパおよび東欧(11%)、ラテンアメリカ(15%)、オセアニア(1%)から構成されています。

    閉会式では、UNU-GTPのLúðvik S. Georgsson所長、エネルギー局局長(アイスランド)の代理を務めたアイスランド商工省のRagnheiður Elín Árnadóttir氏、そして、修了生代表のロナルド・ヴァーヴ(パプアニューギニア出身)が、スピーチを行ないました。