ホロコースト国際デー2018 in 東京

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  • 2018年1月25日     東京

    国連が定めた「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」(1月27日)を前に、NPO法人ホロコースト教育資料センターが主催し、国連大学などが後援した「ホロコースト国際デー2018 in 東京」が1月25日、国連大学で開催されました。

    はじめに、ヤッファ・ベンアリ イスラエル大使、デイビッド・マローン国連大学学長、ダーヴィット・メラー ドイツ連邦共和国大使館文化課長などが挨拶し、ホロコーストの歴史を次の世代に語り継いでいくことの重要性を指摘しました。

    その後、ホロコーストを生き延び、現在は日本で暮らしているユダヤ人のヤーノシュ・ツェグレディさんと、会場を訪れた高校生・大学生たちが交流し、ヤーノシュさんが当時家族と暮らしたハンガリー・ブダペストのゲットーの様子などを語りました。

    ヤーノシュさんはまた、ホロコーストの歴史について学ぶ日本の学生たちに深い感謝の意を述べるとともに、残酷な歴史に向き合い理解を深めようとする姿勢は、難民問題など、現在の国際社会が抱えている問題を考える上でも重要だとの意見を述べました。