2013年7月22日 横浜市
2013年6月27日に、「SATOYAMAイニシアティブ推進プログラム(COMDEKS)」の第2フェーズとなる10カ国を対象とした新たな事業の始動が、日本政府と国連開発計画(UNDP)から発表されました。
これにより、生物多様性の保全と持続可能な開発を目指すこの世界的パートナーシップの参加国は、10カ国から20カ国へと倍増することになります。今回プログラムに参加することになったのは、ブータン、カメルーン、コスタリカ、エクアドル、エルサルバドル、キルギス、インドネシア、モンゴル、ナミビア、ニジェールの地域コミュニティです。
COMDEKS は、SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)の旗艦的プログラムです。2011年に開始されたこのプログラムの予定期間は5年間で、日本の環境省、生物多様性条約事務局、国連大学高等研究所(UNU-IAS)との連携のもと、UNDPが実施機関となっています。
IPSI の主要パートナーとして、 UNU-IAS は、現地活動から得られた教訓とグッド・プラクティスについて知見と政策の共有を促し、パイロット段階から本格的事業への展開を支援します。
SATOYAMAイニシアティブは、人間の影響を受けて形成・維持されてきた持続的な二次的自然環境の価値を世界で広く再認識することで、その保全を図ることを目指しています。これは、社会生態学的生産ランドスケープまたシースケープから得られる天然資源の持続可能な利用と管理を促す世界的取組であり、IPSIのビジョンは自然共生社会の実現です。
COMDEKSは、小規模事業への資金支援と情報共有・発信を通じて途上国における現地活動を支援することにより、SATOYAMAイニシアティブのビジョン実現を目指しています。草の根レベルの具体的取組への支援と協調的展開を目的とする同プロジェクトは、現地活動から得られた知見を世界的に広め展開していくことを目指しています。
SATOYAMAイニシアティブ、COMDEKS、またこの取組でUNU-IASが果す役割についての詳細は、以下のリンクからご覧いただけます。