新デザインに生まれ変わった、国連大学のウェブマガジン Our World

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  • 2013年11月20日

    あなたはグローバルな出来事に関心がありますか?国連の活動に賛同しますか?世界のオピニオンリーダーの専門的な視点から書かれた記事を読んでみたいと思いますか?

    その答えがひとつでもイエスなら、新しくデザインのリニューアルされた、受賞歴をもつ国連大学のウェブマガジンOur Worldは、ぜひあなたのブックマークに加えるべきでしょう。

    Our Worldは2008年7月から環境を主なテーマに発行されてきましたが、今回の新デザインにより、トピックスの範囲も大きく広がりました。現在Our Worldは、平和と安全保障、開発と社会、人権、人道問題、科学や技術といった、国連が使命として掲げる緊急性の高い地球規模問題の解決への取組みについて取り上げています。

    私たちは、貧困、飢餓、子どもの死亡率といった問題、HIV/エイズやマラリア、その他の疾病の撲滅、妊産婦の健康増進、すべての子どもへの普遍的な教育の普及、女性の社会的地位の向上などの、世界の差し迫った課題に取り組むにあたって、必要な知識は独占してはならないと考えています。Our Worldが目標とするのは、話し合いや平和的な対話の促進、そして「学問および研究の世界的共同体内における活発な相互作用(国際連合大学憲章の引用により)」の場を作ることなのです。

    過去5年の間に、700を超える記事の発行と65のビデオ作品を制作してきました。熱心な読者層の支持を集め、累計読者数は150万を越えました。掲載記事の60パーセント近くは国連大学の研究を取り上げており、また今回のリニューアルによって、国連大学の研究コミュニティ全体からより多くの記事を読むことができるようになります。

    そしてまた、すばらしいオピニオンリーダーたちの記事を取り上げることができたことを喜ばしく思います。ほんの数名を挙げるだけでも、ニコラス・スターン卿、グレッチェン・デイリー氏、ラジェンドラ・パチャウリ氏、ジェイムズ・ハンセン氏、といった顔ぶれです。寄稿された記事の多くは、英ガーディアン紙、ドイチェ・ヴェレ(ドイツの国際放送)、インタープレスサービスなどを含む私たちのメディア・パートナーシップを通じてOur World に掲載されました。こうしたパートナーシップを今後も積み重ね、また増やしていきたいと望んでいます。

    最初の記事から現在にいたるまで、Our Worldは国連大学本部のホスト国である日本を含むオンラインコミュニティを育てるべく完全な日英バイリンガルで発行しています。2014年初頭から、日本語版のOur Worldも新デザインに移行し、本格的な発展を目指します。この新しいウェブマガジンの柔軟なデザインでは、過去のすべての記事やビデオ、フォトエッセイなどの豊富なコンテンツにも読者の皆さんがモバイルコンピュータや端末などから簡単にアクセスできるようになります。

    Our Worldの客観的で公平な分析や洞察は、今日のグローバル社会の懸案事項に対する質の高い、独立した専門的意見の情報発信源としてこれからも重要な貢献ができるものと自負しています。