2016年4月28日 東京
国際連合大学(UNU)は、国連大学理事会に新たに12名の理事を任命しました。
新たに任命され、2016年5月3日に着任する12名の国連大学理事会メンバーは以下の通りです。
- アーネスト・アリエッティ(ガーナ)、 ガーナ大学副学長
- カルロス・エンリケ・ジェ・ブリト・クルス(ブラジル)、サンパウロ州研究財団(FAPESP)科学ディレクター、カンピーナス大学物理学研究所教授
- サイモン・チェスターマン(オーストラリア)、シンガポール国立大学法学部長
- エリザベス・カズンス(米国)、国連財団副会長
- イザベル・ゲレロ・プルガル(チリ)、IMAGOグローバル・グラスルーツ代表、ハーバード大学およびマサチューセッツ工科大学(MIT)講師
- アンゲラ・ケイン(ドイツ)、ウィーン軍縮不拡散センター シニアフェロー、パリ政治学院教授
- セジェネ・ケレム(エチオピア)、国際昆虫生理生態学センター所長
- バスマ・コドマニ(シリア)、 アラブ改革イニシアティブ事務局長
- ラダ・クマール(インド)、デリー政策グループ総裁
- イレナ・リポビッチ 教授(ポーランド)、カーディナル・ステファン・ヴィシンスキ大学教授(ワルシャワ)
- 西田恒夫(日本)、広島大学平和科学研究センター長、東邦亜鉛株式会社取締役
- ラン・シュエ(中国)、清華大学公共管理学院院長、中国科学技術研究所所長
新たな国連大学理事会メンバーの任命は、国連大学憲章第4条にもとづき、潘基文国連事務総長とイリーナ・ボコバ国連教育科学文化機関(UNESCO)事務局長の共同で行われました。国連大学理事会メンバーは、自国政府の代表としてではなく、個人の資格で任務に従事します。
国連大学理事会は16名のメンバーにより構成されています。任命された理事12名、国連大学学長のほか、国連事務総長、ユネスコ事務局長、国連訓練調査研究(UNITAR)所長の3名が職権上の理事として含まれます。国連大学理事会の主要な職務は、国連大学の原則および方針を定め、同大学の活動を運営し、2年単位で事業プログラムと予算の審議・承認を行うことです。
次回(第65回)理事会は2016年5月3日-4日にウィーンで開催されます。
Press Release:「国連大学理事会が新理事を任命」