「グローバルリーダー養成大学院プログラム」 の立ち上げについて

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  • 2012年1月16日     東京

    人類の未来を背負う国際的なリーダーの養成を目指して

    文部科学省が実施する「博士課程リーディングプログラム」の複合領域型(環境)の拠点のひとつに、東京大学が国連大学との連携のもと提案した「サステイナビリティ学グローバルリーダー養成大学院プログラム:Graduate Program in Sustainability Science – Global Leadership Initiative (GPSS-GLI)」が採択され、1月13日に東京大学にて同プログラムの実施内容や将来計画が発表されました。

    東京大学大学院新領域創成科学研究科が展開する本プログラムは、1) 博士前期課程(修士課程)・後期課程を一体的に運用する新しい大学院教育プログラムであること、2) 日本人と留学生両方を対象に英語のみで教育を実施し、海外大学・国連大学とも連携したサステイナビリティ学教育カリキュラムの国際標準の構築を目指すこと、3) 国内外における現場演習・国際機関におけるインターン・企業連携を組み込んだ実践的カリキュラムを提供すること、などの点で特徴的な試みであることが述べられました。また、国連・国際機関、グローバル企業、政府機関などで幅広い視野で課題解決に貢献できる人材を養成する点で、社会的意義も大きいプログラムといえます。

    国連大学では、世界13カ国に展開する研究ネットワーク、さらに国連・国際機関や世界の大学・研究機関とのグローバルネットワークを通じて、東京大学との包括的な協力を進め、協働ディプロマ(業績証明書)の発行や、単位互換システムの整備に取り組みます。

    国連大学では、2010年に大学院修士課程サステイナビリティと平和研究科が開設され、サステイナビリティ、気候変動、開発といった地球規模課題に対して、分野横断型の学際的なアプローチによって問題解決をはかる人材の育成を目指しています。また、気候・生態系変動適応研究のための大学ネットワーク(UN-CECAR)や、アフリカの持続可能な開発のための教育(ESDA)といったプロジェクトの枠組みの下で、アジア・アフリカにおける大学院教育・研究プログラムの開発に取り組んできました。国連大学ではこれらの経験やネットワークを、東京大学との教育・研究連携、人材交流に活用することで、グローバルリーダーの育成に貢献します。

    詳細な発表内容は、東京大学大学院新領域創成科学研究科のウェブサイトをご覧ください。