COP29における国連大学の活動

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  • 2024年11月12日     東京

    国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)が2024年11月11日から11月22日までアゼルバイジャンのバクーで開催されます。

    一般的に国連気候変動会議として知られるCOP29ですが、今回のCOPで各国は、地政学的に困難な状況の中、これまでの公約を踏襲し、新たな公約を推進しなければなりません。また特に2025年以降の気候変動資金に関する新たな世界目標も設定する必要があります。気候変動資金の量と質の双方に対応し、気候変動資金の拠出国に公正な期待をかけ、効果を確保し、民間部門から必要な投資を動員するためには、厳しい交渉が待ち受けています。

    さらに昨年行われたCOP28において損失損害基金は、理事会のホスト国としてフィリピンを選定し、世界銀行との協力関係を確立し、そして事務局長を採用するなど、1年を通して進展を遂げましたた。今回のCOP29 では、これらの暫定措置が承認され、損失損害資金アレンジの強化または改善に関する議論が開始される見込みで、損失と損害のガバナンスの進化する枠組みの中で資金支援の規模を拡大することに重点が置かれます。各国や関係者が気候変動による影響の緩和と適応、そして損失と損害において、どのように脆弱な人々を優先させることができるかを理解する上で、国連大学はCOP29に重要な役割を果たします。

    COP29の期間中、国連大学の専門家はアゼルバイジャンやオンラインでのイベントを企画・参加するほか、研究の解説や出版物のハイライトを寄稿します。

    国連大学では3つの研究所がアゼルバイジャンで重要なCOP29に関する活動を行い、また専門家たちが会議に参加します。詳細は以下のリンクをご参照ください(英語版):

    • UNU-EHS at COP29(COP29における国連大学環境・人間の安全保障研究所の活動)
    • UNU-IAS at COP29(COP29における国連大学サステイナビリティ高等研究所の活動)
    • UNU-MERIT at COP29 (COP29における国連大学マーストリヒト技術革新・経済社会研究所の活動)