国連大学土地修復研修プログラムの卒業式開催

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  • 2014年10月19日     Reykjavík

    UNU-LRT 2014 Graduation

    2014年9月18日、サハラ以南アフリカと中央アジア出身の女性5名、男性7名からなる計12名の土地管理専門家が、国連大学土地修復研修プログラム(UNU-LRT)の6カ月間の研修コースを卒業しました。アイスランドで毎年3月から9月まで実施されるこの研修は、生態系の回復と持続可能な土地管理に関する大学院レベルの集中コースであり、深刻な土地の劣化に直面する開発途上国の専門家を対象に行われています。この研修では、土地修復の理論と実践面を詳しく研究するほか、受講生はアイスランドで土地管理専門家の指導を受けながら、自らのプロジェクトを実践します。

    卒業式では、アイスランドのグンナル・ブライエ・スヴェインソン外務大臣が、フェローと招待客に式辞を述べました。また、UNU-LRT代表代理のベルリンド・オラドッティル氏、アイスランド土壌保全サービス所長代理のマグナス・ヨハンソン博士、アイスランド農業大学副学長のアウスラグ・ヘルガドッティル博士が祝辞を送ったほか、研修コースを受講したガーナのゴドウィン・ポレク氏とウズベキスタンのユルドゥズホン・アブドゥラエヴァ氏が、2014年のフェローを代表してスピーチを行いました。

    今年の研修プログラムの目玉の1つは、6月にモニーク・バルビュー国連砂漠化対処条約事務局長の訪問を受けたことです。バルビュー事務局長はUNU-LRTのフェローと職員、研究委員会を訪問しました。それが同プログラムにとって名誉なことであるのは、このプログラムの発端が同条約にあり、土地の劣化と砂漠化に対処するという同じ目標に取り組んでいるからです。

    2007年に土地修復研修プログラムが創設されてから、63名(女性30名、男性33名)のフェローが卒業しました。同プログラムは11カ国の機関と提携しており、現在は中央アジアとサハラ以南アフリカの9カ国と積極的に連携しています。

    詳細は、UNU-LRTのウェブサイト(英語)をご覧ください。