より良い世界を作る17の目標:新キャンペーン「国連大学と知るSDGs」が始まりました

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  • 2018年1月22日     東京

    国連大学は、持続可能な開発目標(SDGs)に関係する研究や取り組みを紹介する新たなキャンペーン「国連大学と知るSDGs – Sustainable Development Explorer」をスタートしました。

    2015年に国連総会で採択されたSDGsは、飢餓や貧困の克服から平等で平和な社会の構築まで、相互に関連するグローバルな問題を解決するために、世界の行動を一つにする枠組みです。

    40年以上にわたり、国連システムのシンクタンクとして活動してきた国連大学は、SDGsの17目標すべての範囲を網羅する、幅広い研究を行っています。400人以上の研究者が、180を超えるプロジェクトに取り組み、SDG達成に向けて確かな知識と解決策を生み出しています。

    例えば、水に関する取り組み私たちの取り組みついて。

    水は、食料や健康、公衆衛生の分野から、エネルギー、産業、責任ある消費、そして生物多様性に至るまで、SDGsの多くの目標の中心となる要素です。2025年までに、世界の人口の半数が、水ストレスのある地域(十分な水が利用できない地域)で暮らし、気候変動によってより深刻な干ばつや洪水が起きると予想されています。また、それによって、人々の強制移住や紛争の激化も懸念されています。こうした傾向を緩和するためには、未だに安全な飲み水へのアクセスが確保されていない21億の人々をはじめ、影響を受けているすべての住民に届く確かな解決策が必要です。

    その確かな解決策を生み出すため、国連大学は、水管理や淡水管理、排水の取り扱いのほか、水に関するリスクの低減、都市開発、移住などの項目で、水に関する研究をもとに政策立案に有効な情報を提供しています。

    これは、私たちの研究のほんの一例です。国連大学の研究者たちは、アイデアを取り入れて知識を生み出すこと、そして17の目標すべての達成に向けて、実行可能な解決策を生み出すことに情熱を注いでいます。

    新プロジェクト「国連大学と知るSDGs - Sustainable Development Explorer」では、51のプロジェクト、所属する34人の研究者、そして関連記事を、SDGsのそれぞれの目標ごとにご紹介します。

    どんな専門家が、どのような研究に取り組み、SDGsを達成するためにどのようなソリューションを生み出しているのか - 私たちの取り組みをExplore(=探索)してみませんか。