追悼:武者小路公秀 元国連大学副学長のご逝去に関するお知らせ

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  • 2022年7月7日

    元国連大学副学長の武者小路公秀教授は、2022年5月23日、92歳でご逝去されました。国連大学の職員一同、心よりお悔やみ申し上げます。

    武者小路教授は1929年にベルギーのブリュッセルで生まれ、国際政治学、国際関係論、そして平和研究の専門家として活躍されたほか、人権の推進や反差別運動にご尽力されました。国連大学が活動を開始した翌年に、人間と社会の開発プログラム担当副学長に就任し(1976-1982年)、続いて地域・グローバル研究担当副学長を務めました(1982-1989年)。

    武者小路教授は学習院大学の政経学部政治学科を卒業し、パリ政治学院への留学も経て、学習院大学で研究者としてのキャリアを開始しました。1956年から1968まで、同大学で研究助手、講師、準教授そして教授を務めました。この間、プリンストン大学のロックフェラー財団奨学フェロー(1961-1962年)やノースウェスタン大学の客員教授(1965年)として渡米しています。

    1968年から1976年まで、上智大学で教授職に就き、1969年には外国語学部国際関係研究所の設立に寄与し、同研究所の所長を務めました。上智大学に在籍中に、ハワイ大学東西センター高等研究員(1968年)や、ジュネーブを拠点とするCommission on Society, Development, and Peace(社会、開発および平和に関する委員会)のコンサルタントも務めました(1971-1972年)。

    国連大学での13年に及ぶ勤務を経て、武者小路教授は明治学院大学(1989-1998年)、フェリス女学院大学、そして中部大学で教授を歴任し、中部大学高等学術研究所所長も務めました。2013年から引退までは、大阪経済法科大学で教授や特任教授を務めました。

    長年に及ぶ輝かしい経歴において、武者小路教授は他にも、世界政治学会(IPSA)会長、反差別国際運動(IMADR)副代表理事(後に名誉代表理事)、一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター(ヒューライツ大阪)会長、大阪国際平和センター会長などとして活躍されました。

    武者小路教授は日本政治学会理事会、日本国際政治学会、日本平和学会、国際平和研究協会などにも所属されていました。