2018年4月19日 ボン
国連のシンクタンクである国連大学(本部・東京)は、バーゼル条約アフリカ地域調整センター(BCCC Africa)とともに、アフリカ・ナイジェリアに対する電気電子機器廃棄物(電子ゴミ、E-waste)の輸出の実態について調査を実施し、その結果を公表しました(注1)。
調査の結果、2015年と2016年に他国からナイジェリアに送られた中古電気・電子機器(UEEE)は推定約6万トンで、そのうち少なくとも1万5,400トンは、バーゼル条約(注2)とEUの廃棄物輸送指令でともに禁止されている、機能しない廃棄物(WEEE, E-waste)であることが明らかになりました。
調査結果の主なポイントは以下の通りです。
◆ 中古車による違法なUEEE輸入
◆ コンテナによる輸入
◆ UEEEの輸入元について
◆ UEEEの内訳
(注1) この報告書は、輸入書類の審査を含め、UEEEと電気・電子廃棄物(WEEE)が集まる国のコンテナと車両を対象に実施した、初の長期的(16カ月)調査をもとにまとめられたものです。バーゼル条約アフリカ地域調整センター(BCCC Africa)と国連大学(UNU)が「E-waste問題を解決する(StEP)イニシアチブ」の一環として、ナイジェリア・ラゴスの2カ所の港湾でPerson in the Port Projectに基づき実施しました。
(注2) バーゼル条約は、一定の有害廃棄物の国境を越える移動等の規制についての国際的な枠組み及び手続きで、機能しない UEEEのナイジェリアへの輸出入は、この条約によって禁止されています。
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このプレスリリースは英語から翻訳・編集されたものです。調査の詳しい概要は、英文プレスリリースをご覧ください。
調査の全文はこちらからご覧ください。
また、調査の写真は、こちらよりダウンロードできます。(クレジット:UNU&BCCC-Africa 2016/17)
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(お問い合わせ)
国連大学広報部
広報・メディア担当 横川
Tel: 03-5467-1275、 Email:yokokawa@unu.edu