ファティマ・デントン氏をUNU-INRA所長に任命

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  • 2018年8月13日     東京

    201888日、東京 — 国連大学(UNU)はこのたび、2018年9月10日付でファティマ・デントン氏を、ガーナに本拠を置く国連大学アフリカ自然資源研究所(UNU-INRA)の次期所長に任命すると決定しました。

    これまでエリアス・アヤック氏が率いてきた同研究所は、アフリカの再生可能・再生不能エネルギーの持続的な開発、管理およびガバナンスに貢献しています。また、本拠地であるアクラ(ガーナ)のほか、カメルーン、コートジボワール、ナミビア、セネガル、ザンビアの活動拠点ネットワークを通じて幅広い研究・研修活動も行っています。

    国連大学のデイビッド・マローン学長・国連事務次長は、「デントン氏が所長に任命されたことは、UNU-INRAの関係者だけでなく、国連大学ファミリー全体にとっても喜ばしいニュースです。デントン氏は、国連システムでもベテランの上級指導者として、その研究・実施機関から尊敬を集めています。天然資源管理に関する深い専門知識だけでなく、研究と政策展開、さらにはアフリカ地域についても豊富な知識を備えていることから、UNU-INRAの研究活動を大いに活発化させ、グローバルな国連大学システムに利益をもたらすことでしょう」とコメントしています。

    デントン氏は2012年から、エチオピアの国連アフリカ経済委員会(UNECA)で、自然資本や、持続可能な開発と自然資本の相互作用に関する問題に中心的に取り組み、天然資源管理部長やアフリカ気候政策センター調整官などを歴任しています。

    それ以前は、カナダに本部を置く国際開発研究センター(IDRC)のプログラム・リーダーとして、アフリカ33カ国で40件以上のプロジェクトを展開し、100件を超える実地研究イニシアティブを管理する気候変動適応研究をはじめ、インパクトの大きい実地研究の管理を担当しました。また、国連環境計画リソ・センター(デンマーク)ではエネルギー科学者、第三世界環境開発センター(セネガル)ではエネルギー・プログラム管理者としても活躍しています。

    デントン氏は「新しいUNU-INRA所長として、私は前任者であるアヤック氏の素晴らしい実績を土台としながら、研究所の戦略的パートナーシップの醸成、新たなステークホルダーとの協力関係強化に取り組みます。これによって、強いインパクトを持ち、政策に適った研究プログラムを築きたいと考えています」とコメントしています。

    デントン氏は、気候と土地に係る気候変動に関する政府間パネル(IPCC)特別報告書、IPCC第3作業部会第6次評価報告書、第2作業部会第3次・第4次評価報告書、および、再生可能エネルギーと気候変動緩和に関するIPCC特別報告書で、それぞれ主執筆者を務めました。また、国際農業研究協議グループ(CGIAR)気候変動・食料安全保障プログラム独立科学委員会をはじめ、数多くの科学委員会や審議会にも加わったほか、現在、フューチャー・アースのアドバイザリーボードメンバーと、英国を本拠とする国際環境開発研究所の理事を務めています。

    デントン氏は50点を超える査読付き論文や報告書、研究書を発表しています。また、バーミンガム大学(英国)から政治学博士号を取得しています。

    本件に関するお問い合わせは、広報部長のヒラリー・マクブライド(mcbride@unu.edu)までお願いいたします。

    国連大学について

    国連大学は40年以上にわたって、人類の生存と発展、福祉に関する差し迫ったグローバル課題について、公平な立場から研究するシンクタンクとして機能してきました。全世界の400人を超える研究者が、変化をもたらすために政策に直結した知識を生み出しています。http://jp.unu.edu/

    国連大学アフリカ自然資源研究所(UNU-INRA)について

    国連大学アフリカ自然資源研究所は、アフリカの天然資源管理政策と科学との橋渡し役を担い、自然環境の質の維持・人々の生活の向上を目的に、アフリカの天然資源の持続可能な開発に寄与する研究に取り組んでいます。特に、アフリカの再生可能・再生不能天然資源の開発・管理およびガバナンスと、グリーン経済の推進に重点的に取り組んでいます。