2025年3月4日 京都
2025年3月3日、国連大学は立命館大学との間で、研究協力をはじめとする学術交流を目的とした協力協定に署名しました。
写真:立命館大学
このたび署名された協定は、国際関係およびSDGs分野において、両大学での共同ワークショップやイベント、共同研究といったそれぞれの大学が持つ強みと共通の関心事項を一致させるものです。
署名式において、チリツィ・マルワラ国連大学学長は次のように述べました。「昨年、国連大学は『知識』『パートナーシップ』『インパクト』という3つを柱とする新たな組織戦略を打ち出しました。国連大学はグローバルなシンクタンクおよび教育機関であり、世界にポジティブな影響を与え、世界を変革させるための知識を生み出すことが私たちの優先課題です。しかし、この目標は国連大学のみでは達成できません。目標を達成するためには、しっかりとした信頼のできるパートナーが必要です。そのため、国連大学が、先見性のある卓越した学術機関である立命館大学とパートナーシップを結べることを嬉しく思います。」
続けて立命館大学の仲谷 善雄総長は、今回の覚書の意義を次のように強調しました。「世界水準の研究大学との連携を深める礎を築けたことを、大変光栄に存じます。本学は学園ビジョンR2030のもと、未来社会の変革を牽引する『次世代研究大学』として、異分野連携・融合型研究を推進し、従来の学問分野の枠組みを超えた知の融合を図り、新たな社会共生価値の創出に取り組んでおります。本協定を通じ、国際連合大学と本学がそれぞれの強みを生かしながら、SDGsや平和構築など、世界共通の課題解決に向けた共同研究や人材育成をより一層推進してまいります。」