2023年9月15日 東京
9月15日、国連大学と国際学術会議(ISC)は共通関心分野における緊密な協力を促進し、それぞれの専門性を有効活用するために、了解覚書(MOU)に署名しました。
覚書は9月15日にチリツィ・マルワラ国連大学学長とピーター・グラックマンISC会長によって署名されました。持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献、科学に対する世間の信頼の維持、そして科学における自由、責任および倫理の支持など、さまざまな共通関心分野において両組織の活動の影響力や効果を拡大することに本覚書が寄与することが期待されます。
国連大学とISCは、共同研究事業や知識交換の機会、研修プログラムなどを通じ、両組織の取り組みで相乗効果を発揮することを目指します。両組織は協力し、技術革新と持続可能な開発の分野において、国連や研究コミュニティーの活動に影響を与える政策、研究、そして実務に即した知識を推進して参ります。
マルワラ国連大学学長は次のように述べました。
「本覚書は、より持続可能で公平かつ科学的に進歩したグローバル・コミュニティーの形成に向けた重要な一歩となります。私たちはこのパートナーシップを通じ、社会の向上や持続可能な開発の促進に向け、両組織の資源を有効活用することにコミットします」
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国連大学について
国連大学はグローバルなシンクタンクおよび大学院の教育機関であり、人類の生存、開発、福祉など国連とその人民および加盟国が関心を寄せる緊急性の高い地球規模課題の解決に取り組むため、共同研究や教育を通じて寄与することを付託されています。13の研究・研修所からなるグローバルなシステムとして構成され、日本の東京にある国連大学本部が調整役を担います。
国際学術会議(ISC)について
ISCは200以上の科学機関からなる非営利、非政府組織であり、国際的な科学連合や組織、学術機関や研究委員会などの国家や地域の科学機関が所属しています。ISCはフランスのパリに本部を置き、科学と社会双方が関心を寄せる重要な諸問題について、科学的な専門知識、助言そして影響力をグローバルレベルで集め、促進しています。
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