国連大学理事会が6名の新理事を任命

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  • 2019年5月15日

    国連大学は、国連大学理事会に新たに6名の理事を任命しました。

    新理事は6年の任期で5月3日に着任し、5月13~14日にローマで開催された第71回国連大学理事会会合に出席しました。

    国連大学憲章第4条に基づき、新たな国連大学理事会メンバーの任命は、アントニオ・グテーレス国連事務総長とオードレ・アズレ国連教育科学文化機関(UNESCO)事務局長の共同で行われました。国連大学理事会メンバーは、自国政府の代表としてではなく個人の資格で任務に従事し、地理的配分と男女比の均等化を目指しつつ、学術、科学、教育、および文化分野における主な傾向やそれぞれの専門領域を考慮して選出されます。

    新たに任命された6名の国連大学理事会メンバーは以下の通りです。

    • デニサ・シデロバ博士(スロバキア)、ブラチスラバ経済大学研究・博士課程担当副学長
    • コンフォート・エロ博士(英国)、国際危機グループのプログラム・ディレクター
    • 方新博士(中国)、中国科学院大学公共政策・管理学院院長・教授
    • アダム・ハビブ教授(南アフリカ)、ウィットウォーターズランド大学副総長兼学長
    • フンミ・オロニサキン教授(英国・ナイジェリア)、ロンドン大学キングス・カレッジ副総長兼副学長(国際交流担当)、安全保障・リーダーシップ・開発担当教授
    • ブレンダ・ヨー教授(シンガポール)、シンガポール国立大学社会科学ラッフルズ記念教授

    上記の6名のほかに、2022年に6年の任期が終了する6名のメンバーがいます。

    • カルロス・エンリケ・ジェ・ブリト・クルス教授(ブラジル)、サンパウロ州研究財団(FAPESP)科学ディレクター、カンピーナス大学物理学研究所教授
    • イザベル・ゲレロ・プルガル氏(チリ)、IMAGOグローバル・グラスルーツ代表、ハーバード大学およびマサチューセッツ工科大学(MIT)講師
    • アンゲラ・ケイン博士(ドイツ)、国連大学理事会議長;ウィーン軍縮不拡散センター シニアフェロー、パリ政治学院教授
    • セジェネ・ケレム博士(エチオピア)、国際昆虫生理生態学センター所長
    • ラダ・クマール博士(インド)、政策アナリスト
    • 西田恒夫教授(日本)、広島大学平和科学研究名誉センター長

    現在の国連大学理事会メンバー全員のプロフィールは、unu.edu/about/unu-councilに掲載されています。

    国連大学理事会は任命された理事12名、国連大学学長のほか、3名の職権上の理事(国連事務総長、ユネスコ事務局長、国連訓練調査研究所(UNITAR)所長)によって構成されています。国連大学理事会の主な職務は、国連大学の原則と方針を定め、同大学の活動を運営し、2年単位で事業プログラムと予算の審議・承認を行うことです。

    理事会メンバーとのインタビュー等のご要望は、国連大学広報部の伊藤までご連絡ください (03-5467-1275、ito@unu.edu)。