モニカ・セラーノ教授を国連大学理事会の新理事に任命

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  • 2024年4月18日

    国連大学理事会の新理事にモニカ・セラーノ教授が任命されました。セラーノ教授は4月16日に正式に着任し、4年の任期(2024年―2028年)を開始します。6月13−14日に開催される第81回理事会に出席します。セラーノ博士はメキシコ大学院大学(エル・コレヒオ・デ・メヒコ)で国際関係学教授を務めています。また、国際戦略研究所にアソシエイト・フェローとして所属し、ミラノ大学の国際犯罪学研究博士プログラムの国際教員も務めています。セラーノ教授は安全保障、麻薬取引、組織犯罪、そして人権の接合点に焦点を当てた研究を追求しています。

    Photo: Provided by Mónica Serrano

    セラーノ教授は過去にオックスフォード大学、ラテンアメリカ研究所、およびロンドン大学で教鞭をとり、国際安全保障とラテンアメリカに関し、特に国際機関、安全保障、人権、越境犯罪そして民軍関係に触れて活発に執筆してきました。セラーノ教授の詳細な経歴に関しては、国連大学理事のプロフィール・ページ(英語)からご覧ください。

    任命についてセラーノ教授は次のように述べました。「国連大学理事会の一員となれることを大変嬉しく思います。このような素晴らしい人々の仲間になり、光栄です。中には既に見知って尊敬している方々もいます。これからの興味深い日々を楽しみにしています!」

    今般のセラーノ教授の任命は、理事であったエンリケ・フォレロ博士のご逝去を受け、国連大学憲章にもとづき、アントニオ・グテーレス国連事務総長とオドレー・アズレー国連教育科学文化機関(UNESCO)事務局長の共同で行われました。国連大学理事会メンバーは、自国政府の代表としてではなく個人の資格で任務に従事し、地理的配分と男女比の均等化を目指しつつ、学術、科学、教育、および文化分野における主な傾向や専門領域を考慮して選出されます。

    国連大学理事会は任命された理事12名のほか、国連大学学長と3名の職権上の理事(国連事務総長、ユネスコ事務局長、国連訓練調査研究所(UNITAR)所長)の計16名のメンバーによって構成されます。国連大学理事会の主な職務は、国連大学の原則や方針を定め、同大学の運営を統治し、2年単位で事業プログラムと予算の審議・承認を行うことです。

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    メディアの皆様へ

    理事会の詳細情報や理事会メンバーとのインタビュー等のご要望は、国連大学広報部の中張有紀子(なかはりゆきこ)までご連絡ください (080-7078-4193、y.nakahari@unu.edu)。