E-waste(電子ごみ)に関するポータルサイトを立ち上げ

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  • 2019年6月4日     Bonn

    国連大学が創立メンバーとなっている「Global E-waste Statistics Partnership (グローバルE-waste統計パートナーシップ)」は6月4日に、電気電子機器廃棄物(e-waste)に関する全世界のデータと統計を地域別、国別に調べることができるオープンソースのポータルサイト globalewaste.org を立ち上げました。

    電話やノートパソコン、冷蔵庫、テレビなどのe-wasteには、特に処理が不十分だったり、不適切だったりする場合、環境と健康に大きなリスクをもたらす物質が含まれています。

    しかし、適切なリサイクル・チェーンや方法を通じて適正に処理された場合、e-wasteは年間625億米ドルに相当する原材料の価値があり、全世界で数百万人にディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の機会を提供する可能性も備えています。

    Globalewaste.org は、下記の内容を含め、ほとんどの国に関するe-waste データを提供します。

    • 回収、再利用、処理、輸出されずに廃棄されたe-wasteの総量と一人当たりの量
    • 環境保護法に基づく規制対象となり、正規に回収されたe-waste の総量と一人当たりの量
    • e-waste に関する国内法(該当する場合)

    最新の推計(Global E-waste Monitor 2017を参照)によると、世界では年間5,000万トンものe-wasteが廃棄され、これまでに作られた商用航空機全部の重さを上回っています。正規にリサイクルされているのは、そのわずか20%にすぎません。

    Globalewaste.org のインタラクティブな地図によると、日本では2016年に2,139キロトンのe-waste が発生しましたが、そのうち正規に回収されたのはわずか26%でした。また、一人当たり平均16.9キロのe-waste を廃棄しています。これは米国と英国の平均水準(1人当たりそれぞれ19.4kgと24.9kg)を下回っているものの、アジアの1人当たり平均4.2kgははるかに上回っています。

    さらに、Global E-waste Statistics Partnershipの能力構築活動を通して、各国がe-wasteデータを収集する際、どのような支援を受けられるのかもこのポータルで詳しく示しています。

    本パートナーシップは2017年、国際電気通信連合(ITU)、国連大学(国連大学副学長欧州事務所持続可能なサイクル・プログラムが担当)および国際廃棄物協議会(ISWA)により設立されました。

    国連大学で学長を務めるデイビッド・マローン国連事務次長は、「持続可能なe-waste対策に関する私たちの研究とアドボカシーは、この問題をグローバルな政治アジェンダに含めることに役立っていますが、増え続けるe-wasteに歯止めをかけるためには、さらに対策が必要です。革新的なe-waste政策を策定し、廃棄物削減の目標を設定、監視するとともに、民間セクターとの連携を含め、実行に移すための新たなマルチステークホルダー型パートナーシップを作り上げる必要があります。私たちはGlobal E-waste Statistics Partnershipと、この新たなインタラクティブなポータルが、次のステップに向けての取り組みを支援していくものになると期待しています」と語っています。

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    本件に関するお問い合わせ先:

    <英語>

    • 国連大学副学長欧州事務所 SCYCLE代表

    ルーディガー・キュール (Ruediger Kuehr)

    +49-228-815-0213/4, kuehr@vie.unu.edu

    • 国連大学広報部長

    ヒラリー・マクブライド(Hillary McBride)

    +81-3-5467-1212, mcbride@unu.edu

    <日本語>

    • 国連大学広報部

    +81-3-5467-1275, mediarelations@unu.edu