産業と技術革新の基盤をつくろう
インフラ投資は社会の平等と経済的な繁栄を左右します。しかし、途上国を中心に何十億という人が、電力、トイレ、水などの基本的なサービスさえも利用できない状況にあり、経済発展の原動力となる産業・技術発展を妨げています。持続可能な資源のバリューチェーンを構築し、農産物加工などの極めて重要な部門の不足を補うには、自由闊達なイノベーションとそれを可能にする強靭なインフラ設備が必要です。
国連大学の研究は、開発における各部門の協力強化に重点を置いています。工業生産の基礎となる研究では、資源開発業界が持続可能な経済成長の中心的存在へと転換できるよう、政策オプションの提示しています。また、急速に進む都市化を気候変動によるリスク緩和へと繋げ、すべての人に安全な住居と充実したネットワーク・サービスを提供する取り組みにも、国連大学の研究が活用されています。