Sustainable Development Goal 7

エネルギーをみんなにそしてクリーンに

持続可能性を無視した非効率なエネルギーの使用は、健康や気候変動などの分野での取り組みを妨げ、平等な開発を実現する上で社会的・経済的な障害となります。世界では、依然として12億人以上が電気を利用できず、何十億という人々が調理の際に石炭などに頼っています。近代的で持続可能なエネルギー利用は、持続可能な開発目標(SDGs)の他の目標を実現する上でも欠かせない要素です。

国連大学は、自然資源の効率的な利用と能力開発の機会を提供し、持続可能なエネルギーセクターにおける専門知識の強化に取り組んでいます。アイスランドに拠点を置く地熱研修プログラムでは、途上国の新エネルギーに関係する政策立案者・技術者を対象に、優れた実地教育を提供しています。また、自然資源の重複利用を精査し、エネルギー効率と資源リサイクルを向上させ、近代的エネルギーをよりクリーンに、かつ安価に生産する総合的な方法について研究しています。

研究者からのメッセージ

堀啓子

国連大学 サステイナビリティ高等研究所
(UNU-IAS)
リサーチ・アシスタント

「人々の生活は天然資源に依存しています。私たちの生活を守るためには、資源循環を理解し、それに応じて私たちの活動を調整する必要があります。私の研究は、生態系と人々の活動が調和した未来のデザインに貢献しています」

マルフリドゥル・オマルスドッティル

国連大学 地熱エネルギー利用技術研修プログラム(UNU-GTP)
科学者

「気候変動の脅威が増す中、 クリーンエネルギーの重要度は高まっています。 私の研究が目指すのは、包摂的な成長を視野に入れ、 その土地に存在するクリーンエネルギーを利用できるよう、 途上国の専門家を育成することです」

Erick Gankam Tambo

エリック・タンボ

国連大学環境・人間の安全保障研究所
(UNU-EHS)
アソシエイト・アカデミックオフィサー

「グローバルな問題は、ローカルな解決策によって対応すべきです。国連大学での私の活動指針は、アフリカが住民自らの力によって発展し、国際舞台でダイナミックな力を発揮する、という構想です。これからもアフリカ大陸における高等教育と科学技術の推進に情熱を注いでいきます」

注目のプロジェクト

アフリカにおける水とエネルギーの安全保障

気候変動によって、アフリカでは水やエネルギーなど重要資源に多くの問題が生じています。このプロジェクトでは、現地の若手研究者など対象に、水とエネルギー確保の切り札となるであろう革新的・科学的な研究方法について指導しています。

クリーンエネルギーへの転換における政治経済

持続可能なエネルギーへの転換は、産業間の競合や政治関係者など、様々な利害が絡んでいます。このプロジェクトは、こうしたステークホルダーの政治・経済パワーが、クリーンエネルギーへの転換にどのように影響するかを調査・分析し、効果的な政策の策定へと繋げています。

UNU-GTP6カ月研修プログラム

世界のエネルギー・ポートフォリオから炭素を排除する必要性が高まる中、クリーンエネルギーの源として、地熱の重要性が増しています。このプログラムでは、研修生、特に地熱に関する可能性を持った開発途上国の出身者を対象に、地熱エネルギーの研究、探査、開発に積極的に取り組めるよう実地の機会を提供しています。

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