Sustainable Development Goal 5

ジェンダー平等を実現しよう

ジェンダー平等を達成するには、女性や少女に対する有害な慣行や暴力に終止符を打ち、平等な権利や機会を阻む社会、政治、教育、そして健康上の障壁を乗り越える緊急の対応が必要です。ジェンダー平等は、健全で互いを尊重し合う社会の構築、職場でのジェンダー均衡を要請する制度、女性の活躍を阻む文化的な慣習を廃絶できるかどうかにかかっています。

持続可能な開発は、女性と男性それぞれが等しく貢献して実現するものです。だからこそ、国連大学はあらゆる分野でジェンダー平等の推進に取り組んでいます。女性や少女の、健康・教育・雇用・資源へのアクセスを妨げる要因を分析し、それを取り除く開発政策を支援しています。また、女性や少女特有の経験について当事者たちから証言を集め、これまで顧みられなかった女性たちの権利を顕在化させる取り組みを進めています。また、科学やテクノロジーなどの新たな分野で、リーダーとなる女性たちのエンパワーメントに取り組んでいます。

研究者からのメッセージ

マリア・C・ロブエ

国連大学 世界開発経済研究所(UNU-WIDER)
リサーチ・アソシエイト

「経済的平等とジェンダー平等は、女性と少女が自らの可能性を最大限に実現するのを阻む障壁に対処して初めて、前進します。私の研究では、こうしたジェンダー問題の要因と影響の検証に努め、経済的・社会的エンパワーメントに向かう道筋を見つける取り組みを行っています」

パスカル・アロティ

国連大学 グローバルヘルス研究所(UNU-IIGH)
所長

「私たちが最大限成果を遂げるには、働く環境の複雑さを認識し、また不平等に対処する持続可能な長期的解決策を見つけるための手法を作り出すことによって可能になるでしょう」

アリックス・ドゥブレ

国連大学 地域統合比較研究所(UNU-CRIS)
PhDフェロー

「水の安全保障、ジェンダー平等、および科学政策の相互作用は、不平等や開発問題の闘いを前進させるための基盤です。私はそのための研究を行っており、人々の間に出生地や業種、年齢などあらゆる垣根を越えた架け橋を築くことが、すべての人に恩恵をもたらすと強く考えています」

注目のプロジェクト

EQUALSイニシアチブ研究グループ

デジタル革命によって女性に多くの機会がもたらされた一方で、ジェンダー間のデジタル格差は拡大しています。EQUALS研究グループは、ジェンダー間のデジタル格差の解消に向けた動きを加速させるべく活動しています。知識格差の特定、グットプラクティス(優れた取り組み)の提示を通じて、新たな知識を生み出せるよう、学術界、産業界、政府、市民社会すべての領域にまたがって取り組みを進めています。

地熱学における女性:ビジュアル・エスノグラフィー

職場、特に科学に関係した職場でのジェンダー平等を実現するには、まだまだ長い道のりが残されています。このプロジェクトでは、ドキュメンタリー映像を通して、持続可能なエネルギー生産に女性がもたらすプラス効果を明示し、新興の地熱エネルギー分野における女性科学者の経験を検証します。

女性の主体性と移住における社会文化的変化

女性の移民は、前世紀から続く最も重要な社会パターンの一つです。女性移民たちは大抵、移住先で社会的に弱い立場に置かれ、家事労働や性産業、その他の規制されていない産業に従事させられています。この研究はこうした現状に着目し、どうすれば移民が女性のエンパワーメントに繋がるのか調査しています。

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