目標5: ジェンダー平等を実現しよう


持続可能な開発目標(SDGs)のそれぞれの目標を達成するためには、老若男女すべての人の生活を平等に向上させることが鍵となります。ジェンダー平等を達成するためには、女性や少女に対する有害な慣行や暴力に終止符を打ち、平等な権利や機会を阻む社会、政治、教育、そして健康上の障壁を乗り越える緊急の対応が必要です。ジェンダー平等は、健全で互いを尊重し合う社会の構築、職場でのジェンダー均衡を要請する制度、そして女性や少女をさげすみ、彼女たちの活躍の可能性を妨げる文化的な慣習を廃絶できるかどうかにかかっています。

ジェンダー平等に関する国連大学の取り組み

持続可能な開発は、女性と男性それぞれが等しく貢献して実現するものです。だからこそ、国連大学はあらゆる分野でジェンダー平等の推進に取り組んでいます。核となるジェンダー研究では、健康、教育、雇用、そして資源へのアクセスにおいて、女性や少女への障壁を取り除くために必要な開発政策を支援しています。また、女性や少女特有の経験について当事者たちから証言を集め、これまで顧みられなかった女性たちの権利を顕在化させる取り組みを進めており、特に科学やテクノロジーなどの新たな分野で、リーダーとなる女性たちのエンパワーメントに取り組んでいます。

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研究者からのメッセージ

 


国連大学 コンピューティングと社会研究所(UNU-CS)
首席リサーチフェロー

アラバ・セイ

arabasey@unu.edu

「ジェンダー間の情報格差(=デジタル・ディバイド)の是正に向けた道のりは、未だに長く険しいものです。世界のどの地域を見ても、女性は情報技術へのアクセスが少なく、ハイテク企業のリーダーに占める割合もごくわずかです。私はこの問題を解消し、男女共に科学技術の分野における教育とキャリアを追求できるようにしたいと考えています」

 

国連大学 マーストリヒト技術革新・経済社会研究所(UNU-MERIT)
PhD フェロー

オルトルン・メルクル

merkle@merit.unu.edu

「ジェンダーの平等は、平和と繁栄を実現するための基盤です。私は、女性が社会のあらゆる場面で、平等に参加できる環境作りを支援したいと考えています。特に注目しているのは、政財界での汚職が、女性にどのような影響を与えているのか、そしてそれがいかに女性の政治的、経済的参加を妨げているのかという点です」

 

注目の研究プロジェクト

 


国連大学
コンピューティングと社会研究所(UNU-CS)

EQUALS イニシアチブ
研究グループ

デジタル革命によって女性に多くの機会がもたらされた一方で、ジェンダー間のデジタル格差は拡大しています。EQUALS研究グループは、ジェンダー間のデジタル格差の解消に向けた動きを加速させるべく活動しています。知識格差の特定、グットプラクティス(優れた取り組み)の提示を通じて、新たな知識を生み出せるよう、学術界、産業界、政府、市民社会すべての領域にまたがって取り組みを進めています。

 

国連大学
ジェンダー平等研究研修プログラム(UNU-GEST)

地熱学における女性:
ビジュアル・エスノグラフィー

職場、特に科学に関係した職場でのジェンダー平等を実現するには、まだまだ長い道のりが待っています。このプロジェクトでは、ドキュメンタリー映像を通して、持続可能なエネルギー生産に女性がもたらすプラス効果を明確に示し、新興の地熱エネルギー分野における女性科学者の経験を検証します。

 

国連大学
マーストリヒト技術革新・経済社会研究所(UNU-MERIT)

南アジアにおける児童婚の
主要要因に関するUNICEF調査

南アジアでは、少女の10人中4人が18歳未満で結婚しています。このプロジェクトでは、UNICEFと共に、ミクロ的およびマクロ的視点から、バングラデシュ、ネパール、パキスタンにおける児童婚拡大の主要要因を探り、南アジア内外を問わず、児童婚の撲滅に向けた実行可能な介入やプログラムを提案していきます。

 

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