質の高い教育をみんなに
教育は、持続可能な開発の基盤です。児童の就学率の上昇については、近年大きな進捗が見られますが、依然として5,700万人余りの子どもたちが学校に通っておらず、数百万人を超える人々が基本的な読み書きのスキルを持たないまま生活しています。ジェンダー平等に関しても、依然として途上国の女性や少女の多くは、教育を受けるために様々な困難に直面しています。
教育機関の一つとして国連大学が重視するのは、世界の開発を進展させる、公平で開かれた学習機会の創造です。「持続可能な開発のための教育(ESD)」プロジェクトでは、ESDに取り組む地方の団体を結ぶ学習ネットワークを構築し、主に高等教育の現場を対象に、SDGsの効果的な学習・実践に取り組んでいます。また、自然資源とバイオテクノロジーの研修プログラムは、途上国の専門家に充実した教育機会を提供し、帰国後、政策立案や資源管理の分野で活躍できるよう指導しています。