Sustainable Development Goal 4

質の高い教育をみんなに

教育は、持続可能な開発の基盤です。児童の就学率の上昇については、近年大きな進捗が見られますが、依然として5,700万人余りの子どもたちが学校に通っておらず、数百万人を超える人々が基本的な読み書きのスキルを持たないまま生活しています。ジェンダー平等に関しても、依然として途上国の女性や少女の多くは、教育を受けるために様々な困難に直面しています。

教育機関の一つとして国連大学が重視するのは、世界の開発を進展させる、公平で開かれた学習機会の創造です。「持続可能な開発のための教育(ESD)」プロジェクトでは、ESDに取り組む地方の団体を結ぶ学習ネットワークを構築し、主に高等教育の現場を対象に、SDGsの効果的な学習・実践に取り組んでいます。また、自然資源とバイオテクノロジーの研修プログラムは、途上国の専門家に充実した教育機会を提供し、帰国後、政策立案や資源管理の分野で活躍できるよう指導しています。

UN Photo/Kibae Park

研究者からのメッセージ

マティ・コンテ

国連大学マーストリヒト技術革新・経済社会研究所(UNU-MERIT)
研究員

「良い教育とは、健康、生産性、平等や民主的な価値の尊重と関連しています。しかしながら、アフリカにおける教育への投資は、その質を高めるというところまでは至っていません。私の研究では、アフリカにおいて、ガバナンスのどのような側面が、SDGsの目標4達成に向けた政策や行動を決定づけるのか調査しています」

イザベル・フランコ

国連大学サステイナビリティ高等研究所
(UNU-IAS)
ポスドク・フェロー

「持続可能な開発のための教育を進め、特に女性や少女とってインパクトのある成果を生みだすためには、乗り越えなくてはいけない壁が残っています。こうした弱い立場に置かれたグループのために、高等教育機関や鍵となるステークホルダーが、グローバル・アジェンダを認識し協力しあう方法について研究しています」

Philip Vaughter

フィリップ・ヴォーター

国連大学サステイナビリティ高等研究所
(UNU-IAS)
リサーチフェロー

「教育は、持続可能な開発の鍵を握る要素ですが、ほとんどの学校システムでは、知識の習得ばかりに重点が置かれ、学んだ知識をどう生かすかという実践につながる教育がおろそかになっています。私の研究は、自らの生活と社会の持続可能性を向上させるため、学生や市民が最良の知識と手段を身につけ行動につなげていくことを目標としています」

注目のプロジェクト

持続可能な開発のための教育(ESD)

このプロジェクトでは、持続可能な開発を可能にする施策について、十分な知識と行動力を養うために、能力開発やリーダーシップ研修プログラムを実施しています。

バイオテクノロジーと開発

このプロジェクトは、中南米の持続可能な開発の実現に向け、バイオテクノロジーの活用拡大を目的としています。若い研究者たちが最新の技術を習得し、現在、そしてこれから直面するであろう問題を画期的な打開策によって解決できるよう、能力開発に取り組んでいます。

アフリカにおける持続可能な開発のための教育

このプロジェクトでは、次世代の政策立案者や研究者を対象とした研修の機会を提供し、持続可能な開発の促進に取り組んでいます。アフリカの主要8大学と共に、地域開発や都市開発、鉱物資源管理の分野を学ぶ修士課程を提供しています。

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