目標4:質の高い教育をみんなに


教育は、持続可能な開発の土台となるものです。教育の機会が得られれば、人は貧困の連鎖を断ち切る力を備え、異なる文化を受け入れる寛容の精神と平和を築き、さらにジェンダーの平等を推し進めることができます。児童の就学率の上昇については、近年大きな進捗が見られますが、依然として5,700万人余りの子どもたちが学校に通っておらず、数百万人を超える人々が基本的な読み書きのスキルを持たないまま生活しています。ジェンダー平等に関しても、世界の教育は顕著な進展を遂げましたが、依然として途上国の女性や少女の多くは、教育を受けるために様々な困難に直面しています。

教育についての国連大学の取り組み

教育機関の一つとして国連大学が重視するのは、世界の開発を進展させる、公平で開かれた学習機会の創造です。「持続可能な開発のための教育(ESD)」プロジェクトでは、ESDに取り組む地方の団体を結ぶ学習ネットワークを構築し、主に高等教育の現場を対象に、ESDを通じて科学と政策を結びつけて学ぶ機会を提供しながら、SDGsの効果的な推進に取り組んでいます。また、自然資源とバイオテクノロジーの研修プログラムは、途上国の専門家にまたとない充実した教育機会を提供し、帰国後、政策の立案や決定、資源管理の分野で活躍できるよう指導しています。

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研究者からのメッセージ

 


国連大学 サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)
リサーチフェロー

フィリップ・ヴォーター

vaughter@unu.edu

「教育は、持続可能な開発を実現する上で極めて重要な役割を果たします。しかし、ほとんどの学校システムでは、知識の習得ばかりに重点が置かれ、学んだ知識をどう生かすかという実践につながる教育がおろそかになっています。私の研究は、自らの生活と社会の持続可能性を向上させるため、学生や市民が最良の知識と手段を身につけ、行動につなげていくことを目標としています」

 

国連大学 中南米バイオ技術プログラム(UNU-BIOLAC)
アソシエイト・サイエンティスト

イヴァン・ガリンド・カストロ

igalindocastro@gmail.com

「私は、教育こそ、貧困の連鎖を断ち切るために最も重要だと信じています。ラテンアメリカとカリブ海のすべての国々の研究者に、バイオテクノロジーに関する平等な教育機会を提供するのが私の役目です。この取り組みが、持続可能な開発を支える革新的、そして技術的なブレイクスルーの可能性へと繋がるのです」

 

注目の研究プロジェクト

 


国連大学
サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)

持続可能な開発のための教育(ESD)

このプロジェクトでは、持続可能な開発を可能にする施策について、十分な知識と行動力を養うために、能力開発やリーダーシップ研修プログラムを実施しています。

 

国連大学
土地修復研修プログラム(UNU-LRT)

UNU-LRT 6カ月研修プログラム

土地の劣化は、その原因が山火事であっても人間の活動であっても、人間の健康、農業、生物多様性にとって脅威となります。国連大学では、荒れた土地の修復や、持続可能な土地利用のために必要な知識や技能について、主に開発途上国の専門家を対象とした6ヶ月間の集中研修プログラムを提供しています。

 

国連大学
中南米バイオ技術プログラム(UNU-BIOLAC)

バイオテクノロジーと開発

このプロジェクトは、中南米の持続可能な開発の実現に向け、バイオテクノロジーの使用を促進することを目的としています。若い研究者たちが最新の技術を習得し、現在、そしてこれから直面するであろう問題を画期的な打開策によって解決できるよう、能力開発に取り組んでいます。

 

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    ツィナイダ・ファデーヴァ
    アソシエイトフェロー、 国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)