目標3: すべての人に健康と福祉を


健康と福祉へのアクセスは、人間の権利であり、人類の繁栄の基礎となるものです。2000年以降、何十億人という人々の健康状況が改善されましたが、依然として課題も多く残っています。特に、途上国は多くの問題を抱え、なかでも女性や子供は最も弱い立場に置かれた存在として、十分な支援が受けられない状況にいます。人々の健康状況を真に改善するためには、病気の予防、徹底した予防接種プログラムの支援、性と生殖に関するケアや教育への平等なアクセスを提供する、ユニバーサルで安価な医療制度の確立が求められます。

健康と福祉における国連大学の取り組み

もはや誰の手にも負えないのではないかと思えるほど複雑化した健康・福祉問題。国連大学は研究を通し、社会・経済・環境面の複雑さが絡み合ったこの問題を解きほぐし、解決への道筋を示すべく取り組んでいます。現在、世界の人口の半数以上が都市部に住んでいることから、国連大学では、都市部の健康ガバナンスに特に重点を置き、非伝染性疾病(NCDs)の増加を食い止め、世界的に懸念される病原菌の発生について対応を強化する研究を行っています。また、自然災害による健康被害の減少にも重点的に取り組んでいます。このほか、安全な水の供給や下水設備の整備など、健全な開発にとって極めて重要な要素について評価し、これらが今後の福祉政策の中で確実に強化されるよう取り組んでいます。

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研究者からのメッセージ

 


国連大学 グローバルヘルス研究所(UNU-IIGH)
客員シニア・リサーチフェロー

ウニクリシュナン・パパナリマヤ

payyappalli@unu.edu

「健全な生態系と生物文化多様性は、人間の健康と福祉を高めます。ローカルコミュニティの人々が公平に健康な生活を享受できるよう、保健制度、生物多様性および伝統的知識の観点から、科学と政策の実践をつなぐ接点を探る研究に取り組んでいます」

 

国連大学 水・環境・保健研究所(UNU-INWEH)
研究員

プラエム・メッタ

praem.mehta@unu.edu

「安全かつ持続可能な飲料水と衛生施設へのアクセスは、健康の基盤です。熱帯病や天然化学物質による健康への影響軽減を目的として、水管理の慣習の改善について研究しています」

 

注目の研究プロジェクト

 


国連大学
水・環境・保健研究所(UNU-INWEH)

水に関連した
健康リスクへの対応

世界中で非常に多くの人々、特に人道的な危機にさらされている人々が、清潔な水と衛生設備へアクセスできず、深刻な影響を受けています。このプロジェクトでは、医療システムのレジリエンスを高めていくため、政策立案を支援しています。

 

国連大学
グローバルヘルス研究所(UNU-IIGH)

地球の変化と
持続可能な都市衛生

都市は新たな挑戦や様々な機会を生み出す場所です。しかし、複雑さを増す都市の形態は、行政にとって、住民に健康で健全な生活を提供するという役割の遂行を難しいものにしています。
このプロジェクトは、複雑化する都市問題について理解を深め、健康で健全な都市生活を世界中で実現するために、各国の政策に働きかけることを目的としています。

 

国連大学
グローバルヘルス研究所(UNU-IIGH)

開発途上国における
保健のガバナンス

世界の都市人口が拡大し続ける中、都市化による保健関連の課題も増加しています。このプロジェクトでは、ガバナンスを改善することで、都市全体の保健と福祉の強化を図ります。

 

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  •  
     
    オビジオフォー・ アギナム
    シニア・リサーチ・フェロー兼グローバルヘルスガバナンス部門長、 国連大学国際グローバルヘルス研究所(UNU-IIGH)

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