目標12:つくる責任つかう責任


持続可能な生産と消費とは、少ないもので多くのことをより良く行う、ということです。これはつまり、持続可能なインフラの構築、天然資源の効率的な利用、よりクリーンなエネルギーの生成と廃棄物の削減を意味します。消費者から経済界、科学者、政策立案者に至るまで、多岐にわたるステークホルダーが協力し、持続可能な生産と消費を達成すれば、より健全な生態系と経済、そしてより安全な暮らしを可能にする解決策を生み出せるのです。

生産・消費に関する国連大学の研究

国連大学の研究は、製品サイクルとバリューチェーンの過程、実践およびガバナンスに重点を置いています。例えば、使用済みの電化製品などの廃棄物・E-wasteのモニタリングを世界で初めて実施し、リサイクルに携わる作業者を有害物質から守り、E-wasteに含まれる貴重な金属を再利用する枠組みの構築を呼びかけています。また、総合的な社会-生態系システムの観点から、農業生産を検証する取り組みにも力を入れています。特に、食を取り巻く環境を総合的に検証し、災害など、不測の事態に見舞われても速やかに元の状態に回復できる力(レジリエンス)を持った食環境を構築すべく、伝統的な農法が果たす役割について分析しています。

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研究者からのメッセージ

 


国連大学 副学長欧州事務所(UNU-VIE)
プログラム代表

ルーディガー・キュール

kuehr@unu.edu

「2016年には、コンピューター、携帯電話、テレビなど、世界で4,500万トンもの電気電子機器廃棄物(E-waste)が発生しました。E-wasteは地球環境を破壊し、私たちの健康に悪影響を与え、稀少な資源を無駄にしていることになります。世界のE-wasteをゼロにすべく、その解決に向けた研究に取り組んでいます」

 

国連大学 サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)
シニア・リサーチフェロー

蟹江憲史

kanie@unu.edu

「SDGsというグローバルな目標を達成するには、生産と消費の方法を変える必要があります。これには政策立案者、科学者、小売業者、消費者といった官民の協力が必要です。こうした協力関係、ならびに統合的アプローチによって、生産と消費のパターンを持続可能なものへ前進させるべく研究しています」

 

注目の研究プロジェクト

 


国連大学
サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)

国際SATOYAMAイニシアティブ

気候変動による衝撃に対応できるレジリエントな農業システムを構築するためには、統合された資源管理が必要不可欠です。このプロジェクトは、土地とそこに暮らす人々が共生関係にあり、繁栄のために互いに支え合う環境を作り出すことを目的としています。

 

国連大学
副学長欧州事務所(UNU-VIE)

E-waste問題を解決する
イニシアチブ(StEP)

電気電子廃棄物(E-waste)は、年間4700万トンも排出されており、その量の多さや処分方法などをめぐって多くの問題を抱えている廃棄物の一つです。このイニシアチブでは、政策変更、商品デザインの変更、再利用、リサイクルによってE-wasteの大幅削減を図っていきます。

 

国連大学
グローバルヘルス研究所(UNU-IIGH)

生物多様性と健康

日常生活と福祉は、生物学的な多様性によって左右されます。そして生物多様性を維持していくためには、自然環境の変化が人間にどのような影響を及ぼすのか、政策決定者が理解しておく必要があります。このプロジェクトでは、重要なプレーヤーが理解を深められるような取り組みを行っています。

 

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